タイ語の『フェーン』というのは、恋人又は夫・妻のことである。
これは誰でも知っている。

が、実態を知っているかというと、必ずしも外国人には理解されていないような気もする。

これほど便利な言葉はちょっと見当たらないというくらい、男女の関係を表す言葉として、実に実態の不可解な単語である。

日本人の場合、正式に婚姻関係のある配偶者と恋人ではかなり意識の中で違いがあるが、タイ人の場合、正式な夫婦の場合もあれば、内縁の夫又は妻(つまり、正式な婚姻関係はない)の場合もあれば、同棲中の相手、同棲していない恋人、一方通行の片思いの相手や、金銭目当ての愛人、肉体関係がなくて同性愛者でもないくせに、同居している同姓の相手のことや、本物の同性愛者、セックスフレンド(この場合、『ギック』という言葉もあるが)、全てまとめてフェーンという。
この解釈を広げていくと、ほとんど友人以外は誰でもフェーン(恋人)と呼べることになり、また誰もフェーン(夫又は妻)でない、ということができる。
かなり便利である。

だから、「あたし、フェーンがいない」というのは事実でもあり、本人はウソをついている意識もなく反面真理であって、反面出鱈目である。

また、タイ人にとって恋人は一人という節操が大昔からないのだろう、すでに何人もいるにもかかわらず、必要とあれば新しい恋人をつくる。

タイの娘に「恋人はいるのか?」と訊く御仁が多いが、これほど身の程知らずの質問もない。
訊いてどうするのか?・・・

どうせ外国人には実態などわかりゃしないし、本当のことなど誰が言うものか。
あなたが声をかけるくらいだ。

よっぽどの醜女でない限り、タイ人の男が放っておくはずがない。
あっさりと本当のことを言う場合は、相手にされていないだけである。

客以上の身分になりたいほど興味があっても、客の身分で我慢しよう。
そう・・・我々の大半は、どんなに深くつきあっても、所詮、タイ娘の“人生における客”なのだ。

田舎に住んでいる夫婦は日本でいえば内縁関係も多い。
正式に婚姻していない。

市役所に行って婚姻登録をするというような意識がないのだ。
いい加減なのである。

こういう背景があるために、田舎に旦那とガキがいて、自分だけが都会に出てきて働き、バンコクにも別の男ができて、どこかで知り合った外国人男に貢いでもらう女がでてくるのだ。

確かにその女は独身である。

知り合った外国人と正式に結婚したいと思えば合法的に婚姻する条件を備えている。
怖いものだ。

タイ人と外国人が結婚する場合、タイ人側に必要な書類に『結婚具備証明書』というものがある。
市役所が発行する独身証明書である。

これがまた、市の職員のこづかい稼ぎに悪用されるケースも多々あるのだが、内縁の夫&ガキがいる女でもこれさえあれば正式に外国人と結婚できる。

また、タイ人は、コロコロと名前を変えることができることも知っておこう。

日本の場合、それ相当の理由がなければ本名を変更することは極めて稀で、受理されることも難しく普通はありえないが、タイでは簡単にできる。

親のつけた名前が気に食わないというだけで、商売女などはよく本名を変える。
余談だが、新しい恋人ができるたびに本名を変えていた娘もいた。

タイ人のあだ名というのもよくわからないものがある。

氏名が長くて呼びづらく、覚えづらいということであだ名で呼び合うのがタイの習慣であるが、子供の頃に親がつける場合、同じ人物で複数のあだ名を持ち、職場(商売女の場合は店によってあだ名が違うことが普通・・・いわゆる源氏名である)でのあだ名、友人間で、別の恋人で、それぞれに違う。厄介である。

本人も時々まちがえるから面白い。

あだ名となる単語の意味は、女の場合、本名の一部の短縮形、果物、動物、自然現象、容姿の形容語、何かきれいなものを連想させる単語、外人の名前、などである。



相手を侮辱する慣用句というのをご紹介したいが、これを口にすると、かなりトラブルを引き起こす可能性が高いものもあるので、やめておく。

知らないほうが無難かもしれない。

知りたかったら、知り合いの娘などに聞けばいい。


MP嬢の裏事情、2009年2月24日

外道の細道、2009年2月5日


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