タイフリークの外道諸氏にちょっとしたタイ語の単語をご紹介しよう。
女遊びに使える単語であるが、和訳だけでなく、より理解を深めるためにちょっとした解説もつけてみた。

タイ日辞典を引いて意味を調べても、タイ語に相当する日本語訳を知る手がかりにはなっても、しゃべるタイ人の深層心理までは教えてくれない。

同じ言葉であっても文化が違うのだから、自ずと表現する内容に違いが出てくるはずである。
単語だけでは会話にならないが、会話のための簡単なフレーズなどはその手の本を参照してください。
最近は簡単にどこでも手に入る。

筆者はタイ語の専門家ではないから、何々に載っているのと違う、間違いだと言われても知らない。

ご存知だと思うが、タイ語の発音は、カタカナで表記するのが極めて困難である。
5声(高低アクセントだと思えばよい。タイ語の発音では極めて重要)を書き表すことができない。

従って、読者のどなたかが以下に紹介してある単語を使って通じなくても、筆者に責任はないとお断りしておく。
正式なタイ語の語学書でも買ってください。
(ごく一般的な単語は省かせて頂いた。日常生活の会話ができるためには、1500~2000単語も覚えれば事足りる。中学生時代に習う基本英単語で、英語圏に旅行したら四苦八苦しても何とかやっていけるのと同じである)



日本語の音韻体系では、どう書き表しても到底説明できないことがある。
英語で書かれたタイ語の学習書の方が分かりやすい。

著者によっては標準の発音記号ではない独自の表記で説明してあるなど、バラバラのところもあるが、発音が記号で書かれてあるから、カタカナよりも頭に入る。

タイ語の発音で最終音節子音に当たる子音は無声子音なので、英語のように音として出てこない。
つまり、耳に聴こえてこないのだ。

[p][t][k]のどれで終わるのか、耳で判断するのが困難である。

また、子音に続く「l」「r」は発音が甘くなるので、こなれたタイ語をしゃべろうと思えば、「プラー(plaa)」は“パー”みたいに発音することになる。

一般的タイ人が耳で覚えた英語をしゃべるときも自国語の影響が出るから、タイ人の英語は聴きづらいことこの上ない。

単語の音節の切れ目が子音で終わる場合、子音が聴こえてこない。
 "web site" の[b]と[t]の発音が甘くなって“ウェ・サイ”と発音しているように聴こえる。

聴いている側が推測するしか手がないのである。
音声学の知識があれば専門書を読んでも理解できるのだが、一般旅行者には難しいだろう。
余程のタイ通でない限り、タイ語の学習に費やす時間もない。

余談だが、外国語の発音をカタカナで表記することを最初に提唱した人物は、何と、あの「ジョン・万次郎」だというから驚きである。
学問的には正しくはないのだろうが、より原音に近い音をカタカナ表記してあれば初心者には安心である。

カタカナで発音が表記してある外国語の辞書がよく売れるのもそういう理由であろうが、タイ語は発音が特殊なのでカタカナ表記では限界がある。
それを承知で読んで頂きたい。

各単語の発音記号は省かせて頂いた。
正式にはその手の本を参考にしてください。
発音の注意書きがついていないものは、カタカナ通りそのまま発音しても大体通じる。

また、[ ]で示した発音は、タイ語の終末子音で耳に聴こえてこない音を表している。



●タマダー:「普通の」という意。

MPではガラスの中の雛壇に座っている並ランクの娘を指す。

店で最安値で、通常は2時間である。この2時間=1回を“ロー[p]”と言うが、時間延長したい場合、“トー・ロー[p]と言えばよい。

通常2時間のタマダー娘の延長は半ロープ=1時間も可。
1ロープ=2時間も勿論可。

始めから続けて数ロープまとめて娘と部屋に上がることを“スー・ウェラー(時間買い)”という。

MPの閉店(通常夜12時)まで時間買いすると外に連れ出しもできるが、MP嬢は誰でも外に連れ出し可能とは限らない。
娘の承諾が必要になる。

夕方4時から夜8時まで2ロープ時間買いして外に連れ出すことはあまり歓迎されない。
娘は、一旦店の外に出るとそれっきり仕事に戻らないからである。(一日3ロープのノルマをこなしたらいつでも帰宅OK、ノルマがなくていつでも帰宅OKなど、店によって規定が異なる)

MP嬢の勤務時間内の途中に抜け出す時間買いを店が許すかどうかはケースバイケースだから、閉店までの時間買いがいちばん手っ取り早い。
娘は客とつきあったらそのまま店に戻らずに帰宅できる。

娘に携帯番号を訊いておいて、店外で個人的に会うという手もある。

本文でも触れたが、MP嬢と外で会うのは客の手練手管が試される。
娘とのおつきあいによる場合もあれば、金額次第でもあるし、娘から言い出してくる場合もある。

そこらへんの事情はOFF前提の商売女と多少異なるかもしれない。

余談だが、A店のa嬢とB店のb嬢の二人とサンドウィッチを所望したとしよう。

a嬢を時間買いしてB店に連れて行き、b嬢を指名してa嬢と一緒に部屋に上がるとすると、B店ではb嬢の料金の2倍、または追加料金としてB2000などが加算される。

やはり、3P=サンドウィッチは同じ店で娘を二人選ぶに限るということか。

また、客二人が一人の娘と3Pをしたい、三人で一緒に部屋に上がりたいと所望した場合、客二人とも娘の正規料金を支払うことになる。

実行する御仁はあまりいないと思うが、念のため。



●チョー[ng]:「予約する」。

MPで名刺をもらうと店の電話番号が書いてあったり、コンチアが自分の携帯の番号を書き込んでくれたりする。
(勿論、客がコンチアの携帯番号を所望したら、普通は誰でも教えてくれる)

ある娘を気に入って予約を入れたい場合、こう言えばよい。
(ちなみに、コンチアの番号を訊いておくと、本日娘が仕事に来ているか確認することもできる)

最近は英語の“booking”でも十分通じるようになった。

予約を入れたい場合、娘の番号(例、V24など)を知らないと予約はできない。
源氏名は不可。同じ源氏名の娘が店に複数いる場合もあるからである。

「○○だ・・・・△△を4時に予約」で通じるほどコンチアと懇意にしていると話は楽だが、予約を入れて店に行ったら他の娘に目移り、予約した娘とは別の娘をご所望となってもキャンセル料は発生しない。
ご心配なく。
(キャンセルして無視するなら、店に行かないほうがよいのは勿論のこと)

また、予約した時間に遅れた場合、最大で半時間くらいは待ってくれるが、来なければ他の客に先を越されることを覚悟しないといけない。
(客の店でのVIP度=客の貢献度次第だと思えばよい)1ロープくらいは待たされることもあるし、娘を先取りした客が延長したら降りてくるまで待たされることになる。

予約電話を入れる場合は、最低でも数字と時刻の言い方くらいは覚えておきたいものである。

ちなみに、この単語と同じように聴こえるが、短母音で発音する“チョン”は、「貧しい・金がない」の意味。
反対語は“ルーァイ(金持ち)”である。



●ティッ[p]:英語が語源。タイ語も同じ。

日本語発音で“チップ”と言っても通じない。

英語の”tip”と“chip”は厳格に区別しなければならない。
(日本語の「チケット」の正しい英語発音は「ティケット」なのと同じである)



●サイライ:MPでタマダーより上のランクの娘全般を指す。

身体を売っている商売女全般を指すこともある。



●ピセ[t]:タマダーとモデルの中間ランクの娘を指すが、店によっても呼び名が違う。ややこしい。

値段も店によって扱いが違う。

通常、時間は90分。1時間45分という変則時間を採用している店もあるが、90分の娘の場合は延長が1ロープ単位になるから注意。
通常、半ロープ=45分の延長は認めない店が多い。



●ダラー:英語でも日本語でも有名歌手・俳優などをスター(星)というが、タイ語でも同じ。

MPでは最も値段が高いランクで、最も美人度が高い娘、男性スキンマガジンなどでヌードを披露した経歴のある娘がこれに当たる。

通常、時間は90分。値段は店によってB3000~上限なしと幅広い。
“(スーパー)モデル”という言い方もする。

店のソファーに座らず、事前に予約しないといけないさらに値段の高い特別なモデルを在籍させている店もある。値段はB10000以上である。

コンチアと懇意にならないとなかなか融通してくれないこともあるので、一見客は難しい。

こういう娘をご所望して店で会ったら、早速連絡先を訊いておいたほうがよい。
二回目からは個人的に連絡をつけて、自分で交渉した値段で外で会うことを承諾してくれる可能性もある。

店のコンチアにバレると嫌な顔をされるが、お声がかからないと店に仕事に来ない娘などは、金に困ったときだけ自分から客に電話を入れて仕事することは目に見えているから、全くお咎めなしである。



●デッ[k]:本来は「子供」の意味であるが、風俗店で働く娘、自分の女などを指す。

『この娘はおれのデックだ』と言ったら、自分が贔屓にしている娘、唾をつけた娘、口説いている娘、既に囲っている娘、という意味である。



●デッ[k]・サーブ:給仕の娘(男)を指す。

MPで男の給仕は少数である。

レストランや遊び場などで飲み物や食い物を運んでくる給仕の娘は素人(つまり、身体は売らない)とばかり思っているとそうでもない。

玄人と同額かそれ以上の値段で寝ないかと口説く客も多い。
特に容姿が並以上の給仕娘だったら、客の格好のターゲットになる。

玄人に厭きた男などが給仕娘を口説くのを見かけることがあるが、外国人旅行者専門街の風俗店などで働く給仕娘の目的は、

①他よりもチップが余計に貰える

②運が良ければ外国人の玉の輿になれるチャンスがあるなどである。

これを狙って求職する娘も多く、騙しのテクニックにかけては玄人より上という給仕娘もザラである。

特に商売女にも相手にされないような金がないくモテない男がターゲットで、『可哀相だったから』などと偽善を装い話し相手になってくれたりする給仕娘は、最初からそういう下心があって声をかけている。



●メー・バーン:一般的には「主婦」の意味だが、MPでは姫の道具箱を部屋に持ってきたり、バスタブにお湯を入れたり、コトが済んだ部屋のクリーニングをするババアを指す。
MP嬢から“メー(お母さん)”と呼ばれる。



●ギッ[k]:“フェーン(恋人)”とは異なる。

これはセックスフレンド、友だち以上の“おつきあい”がある異性などを指す。
100%肉体関係はあるが、タイ人は恋人とは区別している。

ちなみに、タイ語のカ行は、[kh]と[k」で発音が異なる。“Sukhumvit”のKは、[kh]で発音する。
有声子音は「息が漏れるように」と解説が書いてある場合が多いが、音声学では「声門を開けて発音する」というのが正しい。

反対に[k]は無声子音「息が漏れないように(=正確には「声門を閉じて発音する」という)だが、日本人は発音するのが難しい。

次善策として濁音に近い音で発音すると、上手く通じることが多い。
従って、本来の表記は、“キック”の方が正しいのだが、あえて、濁音の“ギ”で表記した。



●プア:“サーミー(夫)”という単語もあるが、女にとっての連れ、伴侶、パートナー、旦那の意味である。



●ミア・ルアン:男にとっての正妻。単に“ミア”ともいう。

とはいえ、タイ人は正式に婚姻関係を結んでいるとは限らない。

伝統的に、男と女が一緒に同棲した時点で周囲は夫妻だと認めるからで、同棲していなくても勝手に夫・妻呼ばわりするカップルも多い。
そこら辺の意識は、日本人と大いに違うようである。



●ミア・ノイ:妻がいる男にとっての愛人、二号。

男が金をやって囲っているケースがほとんで、正妻が承知して容認しているケースもある。

中には同じ家で、正妻と愛人たちが仲良く一緒に同居して男と暮らしている場合もある。
羨ましい限りであるが、毎日どういうふうに暮らしているか、ちょっと想像できない。



●ミア・ケッ[p]:“ミア・ノイ”と同義であるが、正妻が存在すら知らない愛人をこう呼ぶ。

日本語に直訳すると、「隠し妻」ということである。
(通常、愛人は“ミア・ノイ”を使うことが多い)



●ゲー:いわゆる、男の同性愛者である。

英語の「ゲイ」が由来。
タイ人は“ゲー”と発音する。

タイの若い女性に人気のある男性歌手などの中にもゲイは多い。

スタイリスト、ダンサーなど、ゲイでないとほとんど仕事にもありつけないという業界さえある。

タイの一般社会は驚くほど同性愛に寛容である。
日本とは雲泥の差がある。

タイは同性愛者にとって居心地が良い国といえるかもしれない。
(一般的には同性愛者全般を指すが、タイの場合は男の同性愛者、それも男役になる側の男を指すことが多い)



●カトゥーィ:男の同性愛者である。

男と男の関係では女役になる側の男を指す。

女装などはしないが、化粧はしたりする。
仕草・しゃべり方は女を真似る。
いちばん気持ちの悪い奴である。

レディーボーイとは区別する。



●レディーボーイ:正式な英語ではない。

英語では“transsexual”または“shemale”という。

いわゆるゲイだが、女装をして女以上に美しくなることが彼らの究極の目標である。

本物の性同一障害者がこれになる場合もあるが、男役のゲイになれず、水商売の女が夢中になって貢ぐカッコイイ男にもなれず、金のために職業としてこれになる男もいる。

女の恋人を持つレディーボーイもいて、金を貢いでくれるパトロンとはアヌスで、私生活では女のヴァギナで性交できるという特異な才能が必要。

通常はペニスの有無で、「竿つき」と「竿なし」に分類される。

「竿なし」のレディーボーイはすでにほぼ女性に近いから、人工ヴァギナでヤレる御仁はフツーの性癖の持ち主と言ってよいが、「竿つき」と好んでヤレる御仁は自身もゲイの気がないとムリであろう。

彼女らとからかい半分でセックスはできない。
彼女らはプライドが高いからすぐに見抜かれる。

レディーボーイの美人コンテストで上位に入るようなレディーボーイたちは見惚れるほど美しい。
並の女以上に女らしく、並の商売女よりも美人である。
ブスの女が気の毒に思えるほどである。



●トム:女の同性愛者。男装を好み、女と女の関係では男役になる。

髪型も男風で、カワイイ女を恋人に持つことが究極の夢である。
(男が美人の恋人を欲しがるのと同じ)

例外として、商売女の中には金のために男装はせずに男と寝て稼ぎ、個人的に女の恋人を持つ娘もいる。

驚くほどの美女を恋人にしているトムもいて、男としたら、(あ~あ・・・モッタイナイ・・・こんなイイ女が!)と嘆くこともある。

少数派だがMP嬢にもこの手の娘がいて、客が3P(サンドウィッチ)を所望すると、客ではなくて、相方の娘とのプレイに夢中になるMP嬢もいる。

ちなみに、男で苦労し、厭きた末、タイ娘の中で女の恋人(トムやレズビアン)を持ったことがあるという経験の持ち主は意外にも多い。



●ピー:日本語の「橋」と「箸」のアクセントの違いと同じで、上昇アクセントで発音すると「幽霊」の意味になる。

前者で発音する場合、自分よりも年齢が上の人に対する最も一般的な呼びかけである。

商売女が客である男を呼ぶときに必ず使うからご存知だろう。
商売女が自分の本物の恋人を呼ぶときにも使う。

携帯で話しているのを聞くと、(兄弟と話しているのか?)と勘違いする場合もある。

このシリーズのどこかで触れたが、タイ人は実の家族ではないにも関わらず、他人を兄弟姉妹扱いするから厄介である。

外道邦注、>>【MP嬢の裏事情 YoungBoggyさん】偽の関係<<

この派生語として、「ピー・チャイ」は兄。「ピー・サオ」は姉。「ノーン・チャイ」は弟、「ノーン・サオ」は妹と覚えよう。
(ひっくるめて「ピー・ノーン」と言えば、兄弟姉妹の意味になる)



●ヂェー:故赤塚不二夫氏の未発表ギャグではない。

“ジェー”と表記してもよいが、“ヂ”の方が原音に近い。
本来は華人系タイ人が使うがタイ人でも遊びで使う。

実姉、姉に相当する人に対する呼びかけであるが、実の肉親でなくとも、自ら勝手に姉扱いする年上・格上の女性もこう呼ぶ。



●ヒァ:“ヂェー”と同様に、華人系タイ人の言葉。

実兄、兄に相当する人に対する呼びかけである。
実の肉親に限らず、自ら兄扱いする年上・格上の男性もこう呼ぶ。



●ノーン:自分よりも年下の人間を指す場合に使う。

レストランで給仕娘などを呼ぶ場合、MPで娘を呼ぶ場合、こう言えばよい。

ちなみに「ノーン」と呼ばれた人がその相手に対して自分を指す言葉は、女の場合、“ヌー”を使うことがある。『この娘の名前は、ヌーか?』と勘違いしないように。
(“ヌー”の本来の意味は「ネズミ」である)



●ムン:「君・あなた」を指す“クン”または“ター[t?:]”の他に、この言い方がある。

“ン”は英語の[ng]と同じ発音である。

かなり親密な間柄同士で使う。
日本語のくだけた表現である、「あんた・お前」に相当する。



●ケー:“ムン”と同様に、親しい間柄同士で呼び合うときに使う。

「あんた・お前」に相当する。
平音で発音するが、上昇アクセントで発音すると、「老いた」という意味になるから注意。



●コン・リヤン:“コン”は人。

“リヤン”は学習する、養うの意味であるから、これはつまり、金をやって娘(男?)を囲うパトロンを指す。
ちなみに“リヤン”には、「(飯などを)奢ってやる=食わしてやる」という意味もある。



●ポー・リヤン:直訳すれば「養父」の意味であるが、日本で若い娘が金を貢いでくれる年長の男を「パパ」と呼ぶのと同じで、肉体関係を持ちながら娘を養ってやる男(圧倒的に年長の場合が多い)のことを指す。



●ミア・チャオ:直訳すれば「借妻」。

つまり、一定の期間、一定の報酬を約束して妻(愛人というのが正しい)として扱い、仕事上のパートナー、セックス処理させる女などを指す。

タイに在住の外国人で自分で商売している男が、タイ語があまり分からず通訳として、セックスのはけ口、家事一切などをやってくれる女が欲しい場合がある。

金になるのだったらと、商売女に限らず一般人の女でも、この借妻になるタイ女がたくさんいる。あ
なたも一人、いかがだろう。
応募してくれる女は掃いて捨てるほどいる。



●スモー「k」:どなたもご存知、「フェラチオ」の意。

どこからこういう言い方をするようになったか不明であるが、コンドームを装着しないで生フェラという場合は、“スモーク・ソット(ソット)”という。

本来“ソット”は「生」「新鮮」の意味である。
“プラー・ソット”と言えば、つまり、「新鮮な魚」の意味。
日本料理の「刺身」を指すこともある。

フェラチオを指す言葉としては、“オム(口に含む)”という単語もあるから一緒に覚えよう。
なお、コンドームの装着なしで生でヤルことを、“アオ・ソット”という。



●キン:「食べる」の意味であるが、日本でも英語でも、セックスの隠語として「食べる」を使う。タイ語も同じ。



●トゥン:本来は「袋」の意味である。

“サイ・トゥン”と言えば「袋に入れる」という意味になるが、遊び用語では「コンドームをつける」という意味になる。

“サイ”は「入れる」の意味。料理を注文するときによく使う単語である。



●ター:セックスにおける体位である。

“チョープ・ター・ナイ?”と言えば、「好きな体位は何?」の意味である。



●ノーン・チャイ:本来は「弟」の意味であるが、隠語で「ペニス」の意味である。
(日本語では「息子」というが)

同様に女のオマンコは、「妹」の意味である“ノーン・サオ’である。

別の言い方では、“ホイ(貝)”という。



●カイ:男性の「キンタマ」の意味であるが、ご存知のように発声の仕方・高低アクセントの違いで「誰」、「鶏」、「熱」、「卵」などの意味になってしまうから至極厄介である。
タイ語の初心者が必ず悩むところである。



●ノム:女の「オッパイ」である。

ちなみに、“ノム・ソット”は「牛乳」の意味。



●フア・ノム:「乳首」の意味。

“フア”は「頭」の意味である。
(タイの国王は、“パチャオ・ユー・フア”と言う)



●カンラン:「背中」の意味であるが、“ラン”は上昇アクセントで発音する。

「~の裏」という意味でもある。
“カンラーン(ラーンは下降アクセントで発音)”と言うと、「階下」、「下」の意味になってしまうから注意。



●サドゥー:「臍」の意味。

“サドゥー・チュン”は「出べそ」、“サドゥー・ボー”は「小さく(可愛い)おヘソ」。



●ナーム・ター:「涙」。

ちなみに「泣く・涙を流す」という動詞は“ローン・ハーイ”である。
“ナーム・ターン”は「砂糖」の意味になるから注意。



●ムー:「手」。“ソーィ・コー・ムー(“コー”は下降アクセント)”と言えば、「ブレスレット」になる。

ちなみに、“ソーィ・コー(“コー”は平音)”は「ネックレス」。

“コー・ムー(“コー”は下降アクセント)”は「豚の喉肉」という意味になるが、有名なイサーン料理に“コー・ムー・ヤーン”という逸品がある。
(日本人が食べて最も旨い、辛くない豚肉料理と言えばよいか。“ヤーン”は「焼く」の意味である)

「豚」の意味の“ムー”は唇をすぼめて平音で発音するが、「手」の意味で発音するときは、下唇を開けて広げて発音する。ややこしい。



●ナー:「顔」の意味になる。上昇アクセントで発音。

“スィア・ナー”と言えば「面目を失う・顔がつぶれる」の意味になる。
“スィア”は「なくなる」の意味である。
(ちなみに、“スィア・ダーイ”と言えば「モッタイナイ」の意)

“スィー・ナー”で「表情」(“スィー”は色)。
“ナー・キン”と言えば、普通は「(料理などが)美味そうだ」の意味になるが、女を指して言うと「(イイ女だから)食べたくなる=抱きたい」の意味になる。

連発するとエロオヤジ扱いされるので要注意。



●ナー・ター:「顔立ち・容貌」のこと。

“ナー・ター・ディー”と言えば、「顔立ちがよい・容貌が優れている」の意。

ちなみに、“ドゥー・ディー(“ドゥー”は英語の“look”と同じで「~に見える」)は、男の場合は「カッコイイ」、女の場合は「容姿が優れている」の意味。



●ター:「目」。

“ター・トー”と言えば、「大きく、美しく、ぱっちりした目」という意味になる。

タイでは美人の条件の一つで、女性に対する褒め言葉の一つでもある。
“ター・ボー”と言えば、逆に「小さく、みすぼらしい目」の意。



●ピユ:「肌」。

タイの男が最も気にするのが女性の肌の色である。
白ければ白いほど美しいと同義語になる。

タイ人は元々浅黒い肌(蜜色)なので、色白であることは美人の絶対条件の一つ。
浅黒い肌は最も蔑まれる。

華人との混血の人、北部出身の人、東北のイサーン人でもほとんどラオスとの国境にいる人々などは色白が多い。
外で力仕事をしている下層階級の人々は日照時間が長いから色白になりえない、家の中にいて優雅な暮らしをしている人々は色白だと固く信じられているのか、肌の色は社会階層まで表す。

それだけに色白の娘というのはタイ男が最も憧れる女の条件の一つになっている。

“ピユ・ダーム”と言えば「肌が黒い」という意味になるが、タイ語の「黒い」という言葉は何かしら蔑みの気持ちも含まれている。(不思議なことにクルマの色で最も人気があるのは、タイでは黒である。エレガントでフォーマルな感じを与えるからだろうか)



●カー:「脚」。上昇アクセントで発音。

「足が長い」は“カー・ヤオ”。「短い足」は“カー・サン”。

タイ娘は伝統的に脚が美しい。
この点で日本女性は明らかに負ける。

脚フェチの御仁はタイに遊びに来るとよい。
感涙すること間違いない。



●フン:「体型」「身体つき」のことを指す。

“フン・ディー”と言えば、「体つきが良い=いいカラダ」の意味。



●パー[k]:「口」「唇」。

短母音で“パッ[k]”と発音すると「野菜」の意味。

また、最終子音が[t]だと「炒める」の意味になる。
耳にはどれも同じように聴こえてくる。

「野菜炒め」は、“パッ[t]・パッ[k]”になる。ややこしい。

ちなみに、“パー[k]・スィア”と言えば、“悪口を言う”の意味になる。



●フー:「耳」。上昇アクセントで発音。

耳を舐めてやると余計に『感じちゃうわ』というタイ娘が少なくないのは、タイ男のセックステクニックが貧弱だからかと思うのは筆者だけだろうか。



●ファン:「歯」。

これも日本人には同じように聴こえてくるが、上昇アクセントで“ファン”と言えば「夢」。
平音で発音し最終子音を英語の「ng」にすると「聴こえる」。
単に平音で発音すると「歯」になる。
面倒くさい。



●レ[p]:「爪」。

“ター・レ[p]”と言えば、“マニキュアをする”の意味になる。(“ター”は「塗る」の意)



●ポム:「髪の毛」。

男性の一人称「おれ」と同音である。
“タム・ポム”と言えば「整髪する」の意味。



●チャムー:「鼻」。

筆者の友人で女の鼻の穴の中に射精するのが最も興奮すると主張して止まない御仁がいるが、タイ娘を相手にこれをやると変態扱いされる恐れがある。
タイではやらないよう厳重注意しておこう。



●コン:「肛門」の意味。

“アオ・コン”と言えば、アナルセックスの意味。

昨今のMP嬢は客がご所望しても滅多にさせてくれなくなってしまった。
至極残念なことである。(ひと昔以上前のMP嬢は、客が求めれば何でもしたものだが・・・)

生で出しても妊娠しない上に娘が月経でヴァギナで応じられないなど利用価値大で、苦悶と快楽が入り混じった奇妙な感覚にアナル好きになる女もいて興奮度抜群なのだが、生挿入、生出しはちと危ない。
ビギナーは、コンドーム装着が無難というところか。



●ヒー:女の「性器」。

口にするとかなり猥褻な感じがするらしいが、庶民の会話ではよく使われる。
他の単語を使ったほうが無難。

ちなみに、“ナー・ヒー(オマンコ顔)”という言い方がある。
女が男を侮辱するときに最も効果がある言い回しであるが、タイの男はこれを言われたら、血相を抱える。
そのくらい侮蔑的な表現である。



●クーァイ:男の「性器」。

普通の会話では、「ノーン・チャイ」と言ったほうが露骨にならない。
女は滅多に口にしない。

「バナナ」の発音を間違えてこう言ってしまうことは有名。

ちなみに、映画にもなった有名なクワイ川は“メー・ナーム・クェー”と発音するが、日本語風にそのまま発音すると、タイ人には「チンチン川」と言っているように聴こえるようである。



●トゥア:「身体」の意味。

“カーイ・トゥア”と言えば、「売春」の意味である。
(上昇アクセントで“カーイ”と発音すれば「売る」の意)

“タム・トゥア・ディー”で、「身持ちが良い」。
“タム・トゥア・マイ・ディー”と言えば、「身持ちが悪い」の意味になる。



●ナーム:本来は「水」の意味であるが、遊び用語では、「オマンコ汁」「チンコ汁」のことを指す。

男の精液は、“ナーム・アスチー”と言う。

女が、“ヒュウ・ナーム”(「喉が渇いた」)と言うからチンコをパンツから取り出して見せてやろうものなら怒られる。
典型的なオヤジギャグである。

慎みたい。



●リン:「舌」。平音で発音する。

「猿」の発音も似ているが上昇アクセントで発音、末は[ng]。
“リン・ディー”と言えば「上手な舌使い」の意味になる。

女のアレを舐めるのが大好きな男も多いが、「舌使いが上手ね!」という褒め言葉(?)。

が、男はレズビアンの女の“舌”には到底敵わない。
(と、レズビアンは口を揃える)



●アロム:「気持ち・気分」の意。

“ミー・アロム”と言えば、「(セックスしたい)気分になっちゃった」という意味である。

“アロム・ピアン(プリァン)”と言えば、「気分がコロコロ変わる=移り気し易い」の意。

“アロム・ディー”は「良い気分=爽快だ」。

“アロム・スィア”は「気分が悪い=気分を損ねた=ムカつく」という意味である。



●アオ:どなたもよくご存知、“アオ・カン”で「セックスする」の意だが、“アオ”だけで「欲しい=~を下さい」という意味になる。

「(買えないけど)欲しいなあ」という場合は、“ヤーク・ダーイ”という。
娘がおねだりをする時、必ず言う。

セックスすることが前提の店(娘)の場合は別だが、娘を口説く場合、“アオ”という言い方は露骨過ぎて通常は言わない。

「寝ることに同意するか?」と訊く場合は、遠まわしに、“ペン・フェーン・カン・マイ?”、“ペン・フェーン・(コン)・(ピー)・マイ?”(恋人になるか?・恋人になってくれるか?)と言った方がスマートである。

「寝る」というのはどこの国でも同じで「セックスする」という意味になるが、“パイ・ノーン・マイ?”というのも露骨だ。

やはり、タイ人の性のタブーに則って婉曲なものの言い方をしたほうがよい。

ちなみに、「誰々と(肉体)関係を持つ」という場合、“ミー・アライ・カン・カップ・(~)”という。こちらも遠まわしの言い方である。



●トゥン:本来は「起きる」の意味だが、「(ペニスが)勃起する」の意味にもなる。

低音アクセントで発音する。

上昇アクセントで発音して、最後が[ng]だと「到着する・着く・~に達する・~まで」という意味になる。



●リア:「舐める・嘗める」の意。

何を舐めるかは、各人のご勝手である。

日本人の男はクリニリングスの名人でそのテクニックは世界一だと様々な国の様々な商売女から聞いたことがあるが、果たして事実はいかに?



●マオ:「酔っ払った・酔う」の意。

タイの男は子供時代から自由奔放に育てられるが、女はかなり抑圧されて育つ。
そのために、酒に酔うと抑圧されてきた理性から解き放たれ、反動で本能である欲望(=性欲)に火がついて歯止めが利かなくなる女も少なくない。

酔っ払うとセックスしたがるのだ。

タイ娘を口説くときに酔わせるのは理に適っているいるのである。
娘に大いに酒を飲ませよう。

ところが、誤るとコテンと完全に寝てしまう娘もいて、セックスどころではなくなるケースもある。

女が底なしの酒飲みだったりするとこちらが先にダウンして女に逃げられるという失態を演じることもある。
ほどほどにしよう。

ちなみに、“マオ・ヤー”と言えば、「クスリでラリっている」という意味である。



●ティッ[t]:「くっつく・~に執着する」という意味で、「(男や女に)首ったけ=夢中である」という意味。

また、金に関して言えば、「~に借金を抱えている」という意味になるし、「~に凝っている」「~に執心している」という意味にもなる。



●キー+「~」:「~の傾向がある」という意味になるから、“キー・マオ”と言えば「飲み癖(が悪い)」の意。

“キー・ダー(“ダー”は「叱る」)”と言えば、「小言をよく言う~」という意味になる。(“キー・ボン”とも言う)
本来は「クソ」の意味。

庶民レベルの会話でよく言われる。
(最も一般的な「ウンチ」の意味では、“ウッ”)

タイ人はクソをしたいとき、普通、直接言わない。
“プァット・トーン(お腹が痛い!)”と遠まわしに言うことが多い。

ちなみに「鼻クソ」や「目グソ」という言い回しはタイ語でも同じで、前者は“キー・チャムゥー”、後者は“キー・ター”という



●チー:「オシッコ」である。

“ポ・チー”と言えば、「おしっこしたい」という意味になる。

女に尿をひっかけたり飲ませるのが大好きな男もいるし、女のオシッコを浴び、飲むことに快楽を見出す男もいる。

いずれも特殊カテゴリーに分類される人たちである。



●サディ[t]:18世紀フランスの有名な作家、フランソワ・ド・サド侯爵を知らぬ御仁はあまりいないだろう。

詳しくは、故澁澤龍彦氏の著作を一読すればその数奇な人生と共に全容が分かる。

苦痛を与えることに性的快楽を見出す人の意味であるが、本来は「サディスト」である。
タイ人は子音[s]を欠落して発音する。

サド侯爵は苦痛を与える(=鞭で打つなど)ことで自らの快楽を得ることで有名であるが、反対に、自分が苦痛を与えられることに快楽を見出すマゾヒストでもあった。

「マゾヒスト」は19世紀のオーストリアの作家、ザッヘル・マゾッホが語源になっている。

侯爵は糞尿性愛者でもあり、同性愛者であり、(つまり両性愛者であった)、病的なオナニストであり、ペドフィリア(小児性愛=ロリータ好き)の傾向もあった。

彼の著作を一読すれば、その飽くなき性欲に呆れ果てることになるだろう。

タイでは単に、「女に暴力を振るう(男)」という意味で使っている。
精神が下劣で粗野な人物に関してもこの表現を使うようである。



●ロークチッ[t]:「変態・変態趣味のある・奇人・変人・風変わりな・マニアックな性癖を持つ」の意味がある。

タイ人のセックスに対する考え方は先進国に生まれた人間からするとかなり古風である。
保守的と言ってもよく、殊に女は育てられ方からして抑圧されている。

仏教国特有の性に対して穢れを感じさせるような教育をされているのだ。

従って、タイ娘は根本的にセックスは穢れたものだと考えている。

西洋的な意味で性は肉体の活動であると同時に精神の領域にある活動であるというレベルまで、頭が達していない。
西洋的な意味での“エロチシズム”という精神の遊びは、タイ人の伝統にはないのだ。

タイ人のセックスのテクニックはおよそ幼稚なレベルで留まっていて、日本人にとって当たり前であることが、彼らにしてみれば“変態”と感じられるものもある。

現代の人間にとってある種のフェティシズムは極々ノーマルなことであるが、タイ人には変態だと思われる。

田舎に住む百姓の中には、獣姦(動物とのセックス)を異常だと思わない人たちがいるが、これは必要(不便?)に迫られてやむなく興じるのであって、都会に生まれ育った教養の高い人物が性の遊びとして同じことに興じるのとは根本的に違うのである。

もし、あるタイ娘が日本人にとってかなりマニアックだと思えるセックスに興じるとしたら、そういうことをしたら悦んでもらえる=金になるかもしれないという必要性から興じるのであって、“エロチシズム”を理解しているのではない。

個人生活の中で、恋人と日常的にアナルセックスを楽しんでいるタイ娘はかなり少数派である。

口内射精は許しても、出された精液を飲むことにはかなり抵抗を感じる娘も多い。

不思議なことに、タイ男は商売女にはそういうことを求めても、自分の本当の恋人には求めない。
恋人が猥褻なことをするのを嫌がる傾向が強い。
過度にサービスが良いと、蔑みたくなるからである。



●スペッ[k]:「好み・タイプ」の意味。

「彼女はおれ(好み)のタイプだ」というときに、タイ語でこう言う。英語の“specification”に由来する。

本来は「仕様」などの意味であるが、タイの国民性を反映して内面性を指すわけでなく、見た目の外見のみを指す。女ならさしずめ、スリーサイズと背の高さ、体重、体型などであろう。

タイ人は何しろ外見最重要視主義者である。服装だけで人格を判断することさえある。

逆に高級車に乗っていても下着に近い部屋着、ゴム草履という不相応な田舎者丸出しの人種もいる。
要するに、タイ人は“裸の王様”的田舎者なのである。



●トゥラ:「用事」の意味。商売女が断る、キャンセル、言い訳をするときにこれを使う。

“ミー・トゥラ”と言えば「用事があって・・・」という意味になる。
男が説明を求めても普通は言わない。

プライバシーに属する事柄になるから、これが娘の最後の切り札なのである。

娘が嘘でこれを口に出す場合、どうせロクな用事ではないのは明らかで、(他の?)男に会うに行くなどである。娘がこれを口に出したら、内心、(嘘だな・・・)と思っておけばよい。



●レン:英語の「play」と同じで、「遊ぶ」から「(スポーツを)する」「演じる」「(楽器を)演奏する」「「興じる」と応用範囲は広い。

また、“プー[t]・レン”と言えば、「冗談を言う」という意味になり、“キン・レン・(レン)”と言えば、「(スナック・菓子などを気軽に)つまむ」という意味になる。

「気軽に~する」という、タイ人の気質が伝わってくるような言い回しである。



●キトゥン:英語の「miss」と同じような意味で、「(誰かがいなくて)寂しいと思う」の意味だが、遠まわしに「(セックスがご無沙汰で)抱きたい」という内容を表すことも。



●ラッ[k]:知らぬ御仁はいないだろう。

「愛する」の意味だが、“クワーム・ラッ[k]”と言えば名詞化する。

日本語のように「恋する」「愛する」のような微妙な言い回しの違いはないが、“バー・ラッ[k](=キチガイのように愛する)”、“ティッ[t](=~に夢中である)”、“ラック・ヂャ・ターィ(=死ぬほど愛する)”という言い方はする。

派生語としては、“ティラッ[k](=英語の“sweetheart”と同じ。夫・妻・恋人への呼びかけ)”という言い方がある。

日本ではどんな相手でもそういう呼び方をしないのでキザな表現であるが、タイ人は大好き。
恋人同士ではトロ~ンと甘い表現を好む。

照れ臭くてダメだという御仁でも、外国語なら口に出せる。
毎日、そう呼んでやろう。

また、“ナー・ラッ[k]”と言えば、「可愛い・愛らしい」という意味になる。



●フン:「嫉妬する・やきもちを焼く」という意味。

上昇アクセントで発音。

タイ人はキチガイのように嫉妬深い人も多い。

浮気がバレたら、本当に男根をチョン切られる覚悟をしなければならない。
冗談どころの騒ぎでなく、“タイ版阿部定”娘は少なくない。気をつけよう。

「アレをチョン切って塩漬けにするわよ」という流行歌まであるくらいである。

ともあれ、浮気はパートナーに知られないようにコソコソやるに限る。
悪いことをして後ろめたい気持ちがあればあるほどスリリングで、悦びを高めてくれる。

禁じられたものを犯すときの充足感・開放感・征服感と言えばよいだろうか。ふふふ。



●イ[t]チャー:「妬む・羨望する」の意味。

第2音節の母音は上昇アクセント。

お金持ち、宝くじに当たった、恋人が浮気者じゃなくていつも幸せそうだなど、タイ人の羨望を買うことはどこの国でも同じである。



●チュー[p]:「キスする・接吻する」の意味。

タイは人前でベタベタするの良しとしない伝統があるが、家族がいる前でキスしたりすることは平気で、日本とは違う。
(日本人は妻の両親の目の前でキスしたりしない)

余談だが、客のペニスを生でしゃぶることができても決してキスを許さないMP嬢がいるが、あれはいったい何故のことか、筆者は今でも理解できない。

どちらが生理的に嫌悪を催すモノであるかと真剣に問い詰めてやりたい衝動に駆られるMP嬢もいる。
女の心理の妙なのだろう。分からないものだ。

もしご自分がジゴロで60歳のババアに買われたらアソコを舐められるか?と自問自答しよう。
キスくらいは我慢できるがアソコを舐めるのは真っ平なはずだ。

そう考えると、MP嬢は自分を選んだ客を拒めず、生でペニスをしゃぶれるのだから大したものである。

普通の男だったら、ババアにクリニリングスしてやる想像をするだけで、食事する気にさえならなくなる。
ジゴロはエライ商売である。

流石、元本物のジゴロだったハリウッドスターのR・ギアが女性に絶大な人気があるのも頷ける。
男の鑑というべきであろう。



●ブーァ:「飽きる・うんざりする」の意。

下降アクセントで発音。
商売女に忍耐深さを求めるのは初めからムリというもので、飽き性が多い。

娘が“ブーァ!”と言ったら、男はさっそく何か余興を見つけて与えてやらないといけなくなる。
無視しようものなら、さっそく愛想を尽かされる。

疲れるわい。



●クリェッ[t]:下降アクセントで発音する。

「(問題・悩み事を抱えていて)頭が痛い」の意。
一般タイ人の悩み事の99%は金のことである。

毎日酒を食らってこれを口癖にしている人も多い。



●キェッ[t]:「嫌い・嫌う」の意味。

低音アクセントで発音。
“キー・キェッ[t]”と言えば、「~するのが億劫だ、~するのが面倒くさい」の意味になる。

タイ人に無理に「~しろ!」と命令すると、かなり嫌がられる。
本人の自由意志が最も尊重されるのである。

そのため、他人のご勝手も尊重する。
お節介は焼かないのである。



●チャオチューゥ:「浮気者」の意味。

第2音節の母音は上昇アクセント。
女がよく口にする言葉だから誰でも知っているだろう。

タイでは男の代名詞でさえある。

が、タイ娘も相当な浮気者(移り気が激しい)で、機会があれば男に抱かれるのが大好きである。
タイ男の浮気は、90%女のムラ気のせいに違いない。



●チー[p]:「口説く・ナンパする」の意味。

タイ男の口説き方は単純である。
「寝るのにいくら?」ということで、単刀直入。単純明快。

商売女に限らず一般人も同じである。
買春が社会的に当たり前の国なのだ。

芸能人でも金を出せば抱けるのは三流国家の常であるが、タイも例外ではない。
タイ人なら誰でも知っている俳優、歌手の大半は経済的に援助してくれるパトロンが必ずと言ってよいほどいる。

男性スキンマガジンでヌードを披露するモデルの娘たち(ナンバップという)に至っては、100%金持ちのパトロンがいる。

タイ人が大好きなミスコンなどは、元はと言えば、有力者や金持ちが愛人を見つけるために開催したという歴史があるくらいで、タイで女は商品に近い。

が、誤って本物のハイソ娘に売春を持ちかけると警察沙汰になることもあるから注意しよう。

男も例外ではなく、既婚者の男を自分のものにするために、その男の女房に金をやって別れさせ自分のものにする資産家の女もいる。

かつて、タイの国民的歌手と言われた「プンプアン」という演歌歌手がいた。やはり、惚れた男の女房に手切れ金を渡して結婚した経緯があったが、40になる前に急死した。

彼女の死は男の仕業とさんざん噂になったが迷宮入り。
有名人であっても、タイ社会ならではのエピソードではある。



●スィヨゥ:これもお馴染み。

「(セックスの時に)感じちゃう」という意味だが、日本語の「背筋がゾクゾクする」、「キンタマが縮み上がるような」という意味が本来である。

高所恐怖症の人が、高い建物などに登ったときにこう言う。

ジェットコースターに乗ったときにもこれ。
幽霊に出会ったときもこれ。
セックス用語だけではない。



●スッ[t]ヨー[t]:爽快な気分になったとき、何かをやり遂げたとき、感嘆の声を上げるとき、タイ人が好んで言う。

英語の、“wonderful !” , “marvelous !” , “tremendous !” , “great !” , “awfully good
!”に相当する。

足腰が立たないくらい感じまくって絶頂に達した娘がこれを口に出したら、男(オチンチン?)への最大級の賛辞だと思ってよい。



●セッ[t]:これも知っているだろう。

本来は「~し終わる」の意味であるが、セックス用語では「絶頂に達する」の意味である。

MPで『(あたしも)イッちゃう』と口にする娘がいるが、タイ娘がセックスの真っ最中にしゃべることは皆無に近い。
完全にサービスだと考えればよいだろう。

娘の芝居が下手で興ざめしたら、迷わず説教というところである。(または、チップなし!)



●タルン:これも知らぬ者はいないだろう。

「スケベエ・エッチ」の意味だが、タイ人はストレートに物を言うことをあまり好まない傾向があり、婉曲な言い回しを好む。

ズケズケと物を言う人がいたら、これも“タルン!”と表現する。
遊び用語だけではない。



●ニサイ:これも知らぬ者はいまい。

コンチアのご推薦文句の筆頭に挙げられる。
“ニサイ・ディー”と言えば、「性格がよい」という意味であるが、コンチアの売り文句として「従順=客の言いなりになってくれる」とでも言いたいのかよく耳にする。
が、あまり信じてよいものではない。

ちなみに“ニサイ・スィア”と言えば、「性格が悪い」の意味になる。
タイ人が喧嘩したときなど、相手を罵る言葉としてよく口にする。



●ボリカーン:これも知らぬ者はいないだろう。「サービス」の意。

“ボリカーン・ディー”と言えば、「サービスが良い」という意味になる。
MPではコンチアの売り文句だから、いちいち真に受けていられないが。



●ドゥー:「悪い・摺れている」の意味。“デッ[k]・ドゥー”と言えば、「悪ガキ」、「わがまま娘」、「じゃじゃ馬娘」の意。

人に耳を貸さない性格を表す。

反対語は“デッ[k]・ディー(良い子・従順な子)。
従順で性格の良い商売女なんて果たしているかどうか分からないが、おとなしい犬みたいで面白みに欠ける娘もいる。

やはり、商売女はノリのよい、尻軽のおバカに限る。
(その上、好きモノでセックスのテクニック抜群だったら言うことなしか?)



●ィエー:品行、人格などが最悪・最低だというときにこの単語を使う。

女を指して、“ィエー・マー[k]”と言えば、「(素行・品行が悪い)ゲス女」という意味である。



●その他:遊びに必要な最小語彙の中には、「数字(基数・序数)」「時刻・時間・時の言い方」「疑問詞」や「人を指す言葉」「位置や方向を指す言葉」「家族の呼び名」、最低限の「動詞」、最低限の「名詞」、最低限の「副詞」、最低限の「助動詞表現」、最低限の「前置詞」などが含まれる。

かなり覚えるのに苦労するが、「類別詞」(物を数えるときの「一冊」の「冊」、「一本」の「本」に当たる言葉)も覚えると役に立つ。

また、人と会話するときに最低限度の「あいさつ」「慣用表現」」なども覚えよう。

最低限度の単語は、約2000ほど。
受験生に負けないように、次回のタイ訪問までに学習したらいかが。

本を指して会話するのはみっともないし、商売女に無知を見透かされる恐れもある。


新 MP嬢の裏事情、2010年2月20日

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