痛恨のペッパーランチ

バンコクにあの監禁強姦事件で名高い、ペッパーランチがオープンしたと聞き、早速ヒロポン軍曹と共に犯されに行った。

場所は、あの伊勢丹が入っている、セントラルワールドビル6階。
内部は入り組んでいて分かりにくい。

お上りのように、オヤジ二人で迷いながらたどり着く。

店内は明るくファーストフードのようだ。
・・・と思っていたら、本当にファーストフードだった。

マックのようなセルフサービスで、カウンターに並んで注文、先払い、ステーキとは思えない早さで店員がテーブルまで持ってきてくれる。

最初そのことが分からず、ずっとテーブルで注文取りに来るの待っていた。
単なる、田舎モノのオヤジ達になっていた。

こうしたことが先天的に苦手なヒロポン軍曹は、オドオドしまくり。
「まさか、料理取りにいかにゃあならんのではないでしょうね?」

「そこまで言わないだろ」

軍曹はタイ語が流暢だが、社内研修でそう言われているのか、外国人に対する対応はすべて英語。

反対に、軍曹は英語が苦手なので憤慨している。

店内のモニターには、売りの『ペッパーステーキライス』の食い方説明ビデオが流れている。

食い方まで説明されなければ分からない、高級フランス料理のようだ。
食い方は、ビビンバのように、グチャ混ぜでにして食うのが正しい食い方のようだ。

軍曹は強姦事件のことを知らず、食い方までビビンバ風なので、これは大阪発祥のチェーンだと言い張る。

オレが、強姦事件は大阪の店だと言ったのが影響しているようだ。
どのみちオレ達には分からない。

オレは一押しのペッパーステーキライス、軍曹は特選ステーキセットだった。
ステーキにコーラにご飯にみそ汁・・・何料理なんだ?

まあ、味さえ良ければいいかと思ったが・・・いま三つぐらいかな?

オレは150B程度だからまあいいけど、軍曹は450Bも払っているので、怒りが収まらず。

「また関西人に騙された。こんなもん食ってるから強姦はされるし、関西人なんかになっちゃうんだ!」

と怒りを隠そうともしない。

もはやオレ達の中では

ペッパーランチ=不味い=強姦=関西人

のラインが強固に張られた。

新しいモノや、外国から来たモノに無条件で弱いのは、日本人もタイ人も変わらない。

店内は若い子のグループや、カップルが大半を占め、オヤジ二人で怒りながら飯食ってるのは、オレ達だけだった。

部屋に帰って、ネットでペッパーランチを検索。
発祥の地は・・・ぜんぜん関西ではなかった。

ゴメン関西人達。

ボロクソ言ってしまった。

不味かったが、ヒロポン軍曹と共に、関西人の悪口を思う存分ぶちまけたので、気分は晴れた。


外道の細道、2007年12月22日


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