家・自宅とは何か?

どうも女はこのことに非常にこだわる。

安心の源泉、または幻想なのかもしれないが、まあよくわかんない。
ある女は、今はいいけど子供が出来たら家買うわよ、と宣言していた。

誰がお前とガキ作るなんて言ったか?

どうも囲い込み、無意識下の追い込みらしいが言う相手が間違っている。
オレが、水上蛋民みたいな船家が欲しいと言ったら、マジに泣きべそかいていた。
根本的にオレは理解できないのだが、女だけではなく結構保守的というか頭の固まってしまった男にも同じ事を言う奴が多い。

似ているのは双方とも安心の追求が人生の主目的になっている所だ。

つまり心配性。

彼らにとっては、どうも、賃貸アパートやマンション、借家では駄目らしい。

なんでかの?

30年ローンとかで買ったら、払いきるまでは実際は銀行に家賃払ってるのと同じじゃないだろうか?
払えなくなったらすぐ差し押さえられるのだから、自分のモノとは言いがたい。

また大きな事を見逃していないだろうか?
不動産なんて言うのは実際は所有することが出来ないのだ。

持ち運べるか?

いざとなったらもって逃げることが出来るか?

登記書?・・・そんなの結局紙切れに過ぎず、混乱期に力のない奴は簡単に反故にされるだろう。
それは実は簡単に起こりうる。

結局のところ幻であり、確実なのはポケットに入れられる以上のモノは無い。

土地にこだわり、そのために泣きをみている人は現代日本でも多い。

それは人間の欲が作りだした悲劇なのかもしれない。
解決法は今のところ無いけどね。

歳食ったせいかもしれないが、オレは農地が欲しくなった。
これは坪単価ではなく収穫物に価値があるからだ。

それですら確実ではないけどね、なんとなくそれ以外の価値が見いだせるような気がする。


外道の細道、2009年6月19日


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