タイの接客サービスはなっていない。
しかしながら、日本の過剰にへりくだった態度も決していい結果を生んでいない。

サービス業だけに限らないが、タイは何につけても緩い。
仕事でタイに関わった人は、思い当たることが必ずあるだろう。
『こんなの日本どころか、世界のどこでも通用しないぞ』というのが。

タイの寛容さは外向きだけでなく実は内向き。
つまり自分に優しい。

その部分が許せず文句を言ってる人が多い。

日本ではクレームを付けたら絶対謝罪、補償もされる事が多い。
お客様は神様です原理主義だ。

そのことによって我々は何を得たか?
実は弊害も多い。

気づいている人も多いと思うが、日本は言った者勝ちのゴネ得天国だ。
中にはとんでもない言い分も多く、反対にこんなの世界中どこでも通用しない大ゴネが横行している。

さて、両極端だがその結果はどうだろうか?

日本の住み難さは、贔屓を引き倒しても誤魔化しきれなくなり、この国に金以外の目的で住み着く外国人は少数だ。

一方、タイはいろいろな問題を抱えたくさんの非難を浴びてはいるが、その緩さからくる全方向の住み易さ、お気楽さは、この国に住み着いてしまう外国人の多さを見れば歴然としている。

引退後にすみたい国(安穏と暮らしたい国)ランキングでも常に上位だ。
両国ともはっきりとした国家理念や方向性はない。

どちらが本当に価値があるのかね?

あなたにとっては?

これは自分自身と正面から向き合わなければならない設問です。


外道の細道、2009年10月8日


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