引き際は誰にとっても難しいようだ。
ここ数年のタイの政争は結局のところ、この引き際を誤った事による混乱だ。

一時的に事態が収拾しても根本的な矛盾を解消しない限り、本当の意味で決着しない。
誰にとっての引き際かというのをはっきり口にするとこの国では犯罪になってしまう。
そんなこともこの矛盾を助長してる。

国は為政者のモノではなく、どんな言いつくろっても国民の望まないことをすることは出来ない。

この現実に向かい合うのは恐ろしいことだし、混乱当然起こる。
でもそれを避けて通ることは出来ない。

きっと孤独に苦しんでいるだろう。
自問しているだろう『いったい何を間違えたというのか?私が悪いというのか?誰が私を責められるのか?』と。

そして『私に何が出来るのか?』と苦悩しているのではないか。
彼もまた実は個人ではなくある集団の意志にすぎないのだから。

国・政党・会社・組織・クラスetc・・・集団の種類はいろいろだ。

集団は人が作るモノなのに、なぜああも非人間的になってしまうのだろうか?

外道の細道、2010年5月22日



にほんブログ村 その他日記ブログ ダメ人間へにほんブログ村 大人の生活ブログ タイナイトライフ情報(ノンアダルト)へ