思い出して欲しい

子供の頃、いずれ地球も太陽も銀河系も、最終的には宇宙自体も最後の時を迎え消滅または終焉するのだと聞かされたとき、それを必死で理解しようとした。

結局出てくる数字がでかすぎてサッパリだったが、なにか恐怖を感じていた。
今でも恐怖を感じることはあるが、ずっとスケールダウンしている。
理解というか予測し考えることも、サッカーの試合の結果とか、選挙結果とか、今後の景気とか、直近の事ばかりで、じっと神経を集中して宇宙の真理を理解しようとする事すら無くなった。

もっとどうでもいい小さな事ばかり予想したり、理解しようとつとめたりしている。
子供の頃の宇宙と比べるとずっと簡単なはずだが、相変わらず答えは出ないままだ。

人の脳の全盛期とは一体いくつぐらいの時なのだろうか?

またなぜ多くの人の想像力はスケールダウンしてしまうのだろうか?

肉体ではなく頭脳・思考力の老化を知りたい。

外道の細道、2010年7月14日



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