評価:★★★☆☆
値段:安□□□■□高
雛壇への見通し:★★☆☆☆

私は自他共に認めるケチだ。

物を買うにも大体ハッキリした予算があり、それ以上の物は買わないのが普通で、それゆえ、外道の料金情報を見ただけで、シャンゼリゼには一生行かないだろうと思っていた。

もちろん、シャンゼリゼの“5000B以上の女”というのに興味がないわけではなく、見てみたい気持ちは山々なのだ。

しかし、ケチの癖に比較的遠慮がちな私としては、入浴しないのが分かっているのに、冷やかしで女の子の品定めだけに行く、といったことは非常に気になるので、今まで訪問の機会がなかったのである。

ところが、今回外道グルメを始めて、堂々とシャンゼリゼに行く理由が出来た。
入浴はしない(と思う)が飯を食いに行くのである。
入って一銭も使わず出てくるのではないのである。

こういうわけで、今まで行く機会のなかったシャンゼリゼに始めて訪問する良い理由が出来た。
最近洗っていない私のトラックを、ベンツとジャガーの間に控えめに停めて店に入ると、そこはパリ。
とまではいかないが、一応シャンゼリゼ通り風にしたかったという努力の跡が見られる。

タイにありがちな、金の臭いがぷんぷんしてくるような下品な内装ではなく、凝ってはいるが控えめで、好感がもてる。

まず、自分で仕事したほうがよさそうな綺麗なコンチアが、女の子の座っている右端のほうに案内してくれる。

“あの、後の列の子はどうですか。ナットちゃんて言うんだけど、未だ新人で19歳。おっぱいも大きくてきれいで、乳首なんかピンクで…。4400B”とか言われるのをなだめて、テーブルにつく。

店の構造が扇型になっているので、女の子の固まっている右端のほうのテーブルに座らないと品定めがしづらい。

頼めばどの席まででも女の子を連れてきてくれるようだが、右端に座るのが気が楽である。
一番近い席に座れば、2、3メートルの距離からゆっくりチェックできるはずだ。

タイ語、英語表記のメニューのほうはびっくりするくらい多い。
炒め物で40種類、トムヤムだけで25種類ほどあり選ぶのに苦労する。

中身を見てみると、スタンダードの物だけでなく“食べたことはないが試してみたい”と思わせるようなものが結構あり、私の好みのメニューだ。

外道の紹介にもあるように和食もあるようだ。

まず今日は、第一候補だったヤム・ヨート・マプラオ・オーン(ココナツ若芽のヤム)が品切れだったので、ヤム・マクア・オーン(若ナスのヤム)を試してみた。

途中でナスを豚肉と合わせるか、海老と合わせるか聞きに来るなど、サービスはきめ細かい。

が、来てみたものを見るとナスが見つからない。
目に入るのはきゅうりと海老だけである。

クレームを入れようかと思っていたところでナスの薄切りのかけら発見。

ウーン。ナスのヤムということで、前にどこかで食べたヤム・マクア・ヤーオ(焼き長ナスのヤム)を想像していたが、これはマクア・プルック(ゲーン・キヨウ・ワーンに入ってる丸いナス)の薄切りだ。

それにしてもナスが少なすぎるんじゃないの、これ。

ただ、入っていた海老は大きく新鮮で、ヤムの味付けとしては申し分なかった。

もう一つ頼んでみたのはパッタイ。
メニューにはなかったが、作ってくれるという。

味付けは(例によって)甘めだが、なかなかよろしい。
私としては卵は別に焼いてそれでくるんでくれるほうが好きなので、一緒にいためてしまったところがちょっと減点だが、この辺は好みの問題だろう。

ボリュームたっぷりで、また、こちらにも海老がたくさん入っていた。
この一点だけでも充分おなかは膨れるはず。

これらを賞味している間にも、さっきのコンチアがいろいろな女の子をとっかえひっかえ連れて来ては、5分位ずつ隣に座らせて話をさせてくれる。
皆かわいかったが、予算枠を大幅に広げてまで、という子は今回は見つからなかった。

(*)パッタイ:日本でもおしゃれなタイ風レストランで人気の、タイ風甘口焼きそば。麺を野菜、海老などといため、薄焼き卵でくるんだ物。甘めの味付けと生のもやしの食感が特徴。

店名: シャンゼリゼ
所在地、電話: 外道ページ参照のこと
駐車場:あり


GOURMET DE GEDOU、2003年10月9日


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