さらわれた外道農業
読者から言われたとおり、野菜の種を冷蔵庫にしまって、擬似越冬させていた。
それをメオちゃんに発見される。
『ヒロ、お前何やっている・・・こんな所に種しまって』
オレは擬似越冬の話をした。
続いて、失敗続きの外道農業についても話した。
話す相手が間違っていた。
メオちゃんは心底オレを蔑んだ目つきで睨み付け言った。
『お前はキチガイか?種なんか冷蔵庫にしまったら寒くて死んでしまう』
『イヤ、それは日本の野菜だから冬がないと育たないのだ』
まったく聞く耳を持って貰えず。
ギックのいるサムットプラカーンの家庭菜園で育てると、一方的に宣言して持ち去った。
今回も、オレには養育権は与えられなかった。
数日後、芽が出たと報告の電話がある。
『ほらちゃんと芽が出るじゃない。あたしはカンチャナブリの百姓の娘なんだから、こういうことには詳しいのよ』
『いや、芽は出るんだがその後育たない』
『あんたは何もわかってないの!ちゃんと育てるからあたしに任せなさい』
すっかり知恵遅れ扱いだ。
農業におけるタイ淫売の気位は高かった。
オレはサッパリ相手にされなかった。
今回も途中で死んでしまうような気がしてならない。
被験者は小松菜さんだ。
煩悩の夕暮れ、2011年3月31日号
読者から言われたとおり、野菜の種を冷蔵庫にしまって、擬似越冬させていた。
それをメオちゃんに発見される。
『ヒロ、お前何やっている・・・こんな所に種しまって』
オレは擬似越冬の話をした。
続いて、失敗続きの外道農業についても話した。
話す相手が間違っていた。
メオちゃんは心底オレを蔑んだ目つきで睨み付け言った。
『お前はキチガイか?種なんか冷蔵庫にしまったら寒くて死んでしまう』
『イヤ、それは日本の野菜だから冬がないと育たないのだ』
まったく聞く耳を持って貰えず。
ギックのいるサムットプラカーンの家庭菜園で育てると、一方的に宣言して持ち去った。
今回も、オレには養育権は与えられなかった。
数日後、芽が出たと報告の電話がある。
『ほらちゃんと芽が出るじゃない。あたしはカンチャナブリの百姓の娘なんだから、こういうことには詳しいのよ』
『いや、芽は出るんだがその後育たない』
『あんたは何もわかってないの!ちゃんと育てるからあたしに任せなさい』
すっかり知恵遅れ扱いだ。
農業におけるタイ淫売の気位は高かった。
オレはサッパリ相手にされなかった。
今回も途中で死んでしまうような気がしてならない。
被験者は小松菜さんだ。
煩悩の夕暮れ、2011年3月31日号