タイの同化疲労

タイにおける中華系、つまり華僑は長年の努力と忍耐、そして、なにより、クソケチぶりにより、成功者や富裕者も多い。

その多くは3−5世代目に入ろうとしている。この国の華僑は少し特殊なもので、他の地域ではカースト制でもないのに同族とばかり婚姻を繰り返し、言語・生活習慣も現地になじまず、独自性を頑なに守っている。
ユダヤ人に場合もそうだが、これは摩擦を起こす。
彼等ばかりのせいではないが、ある集団において、異質なものを排除しようとするのは、本能的なものだと思う。

身近な例を挙げると、転校生がいじめの対象になりやすいことと似ているが、移民問題はもっと深刻で複雑なものだ。

取り立てて差別がなかったせいで、タイの華僑は現地に同化し、同時に独自性を失い、新移民として失ってはならないなにかを失った。

生活力、バイタリティーだ。

現在のタイ華僑の多くは、自分は中国人ではなくタイ人だと思っている。
これは、日本人には理解し辛い国家国民感であり、うまく説明もできないのでしない。

なにしろ違うと思っていてくれ。

タイ人の国民性・・・これも実になんというか、オレは長くこの国に住んでいるので、知ってはいるが、心から理解しているかというとそうではない。

理解できない、理解したくもない醜い一面をもっている。
華僑3代目以降は、すっかりタイにスポイルされ、言葉どころか心もすっかりタイ人だ。

端から見ても、TVドラマに出てくるような馬鹿息子、やりマンコばかりで、ギャグで言ってるのかと思うほど、発言も馬鹿。

タイ華僑は後継者に恵まれていない。

ありがたいことに、先祖が溜め込んだ富を吐き尽くしてくれる。
こうして、タイにおける富の再分配は滞りなく行われる。

一部を除いては。

一部とは、この国の全党的支配者層、王族、士族階級と結びついた、政商みたいな最低人間であり、これら
が現在の内部対立の根本だ。

持てる者は決して納得しないだろうが、富は再分配され、産まれたときと同じ、なにも持たないで、あの世に旅立つのが正解なのかも知れない。

これは、そのまま今の日本にも言えることだ。
今に元も子もないことになるぞ。

同化はしないが、疲れている点で日本はより酷い。

煩悩の夕暮れ、2011年5月10日号


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