人生のランナーズハイなのかな?

時折思う。

公式通りの人生というか、良い学校でて、良い会社入って、いい女と結婚して、車買って、家買って、・・・・みたいな人生を送っている人は、すべて相対評価で生きている。

偏差値高い名門校だから勝ち、一部上場の一流企業だから勝ち、平均年収より上だから勝ち、都内じゃないけど、とんでもない遠くじゃない郊外に家買えたから勝ち、同期のなかでは少しだけだけど出世したので勝ち。

自分が何をしているのか、また何をしたいのかではなく、隣人よりリードすることが目的化され、生涯すべてを走り続けるランナーズハイになっているようにも見える。

きっかけはなんだったか?
たぶん学校の成績だと思う。

競争で勝つことは楽しいが、それを与えたのは自分でなく他人である先生。

初めは早歩き程度だったが、意固地になっている間に、息も継げない全力疾走になり、レギュレーションも知らずに始めたので、ゴールはどこだかわからないマラソン。

好きでやっているのか、競走馬のような家畜化されたのか、自分でも分からない様子だ。

でも、不安はあまりない。
だって、隣と同じだから。

同じで安心するのも、ある種の比較だ。

なので、いったんこけて先頭集団から致命的に後れると、途端に情けない人間になってしまう。

言動はもちろん、顔つきが変わることすらある。

最期まで先頭集団にいられれば良いのだけどね。
ゴールの先には何がいるのかな?

手遅れでない人は、もう一度考えてみてはどうだろうか?
ランナーズハイは心の病でしょ。

煩悩の夕暮れ、2011年8月17日号


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