8月16日午後6時半、最初に顔を出した妹妹マッサージが余りにもひどかったので、梅花マッサージ当たりから口直しをとラチャダを北上していた。

ところが、空がだんだん暗くなってきて、遂にハッタウエイの前で本格的な雨になってきたので、ここに緊急避難することになった。

この店は、いつ来ても、雛壇に40名以上女の子がいて壮観なのだが、自分好みの綺麗な子、かわいい子が少なく、がっかりすることが多かった。

ところが、今日は違った!
ショートカットの良く似合う、若奥様風の色黒の女の子がいた。

これがナットとの出会いであった。

彼女はタイ中部のピチット出身の23歳。
バンコクには4年前、出て来たそうだ。

彼女を指名して唸ってしまったのは、按摩の腕前も去ることながら、視線が合ったときに見せる笑顔、特に白い歯の美しさなのだ。

英語もほんの少し喋れて、とても明るい子なのだが、決してうるさくなく、接していてとても落ち着くのだ。

顔面まで含めて1時間50分、たっぷりマッサージしてもらったところで、更に1時間の延長をお願いしてスペシャルの交渉に入る。 

ところが、彼女曰く「私、その手のことはやらないの。別に恋人がいる訳じゃないし、実際、1歳半の子供を抱える離婚経験者で、お金も必要なんだけど、したくないの。でもあなたのこと嫌いじゃないからほっぺたにキスしてあげてもいいわよ。」

当方、15分以上口説くも、彼女は魅力的な笑顔を浮かべるだけで、NOの一点張り。

しつこく迫るより、次回につながる撤退をと、この日は気持良かった顔面マッサージを更に20分してもらい、退散した。

冷静に考えると、見事に振られたのだが、あの笑顔を思い出すとたまらなくまた会いたくなって、私はその後、抜き無しを承知の上で通い詰めるようになってしまった。

無論、毎回スペシャルをお願いしてはみるが、答えはいつも同じNO。
でも、そんなことは彼女の魅力的な笑顔を見ていると、どうでも良くなってしまうのである。

痛くはないが、力強い揉みの快感。

前回どこが気持良かったしっかり覚えていて、そこをたっぷり按摩してくれる、プロフェッショナルなサービス精神。

按摩をしながら、相手の反応で、その日の揉みの強さを加減する高度なテクニック。
そして、視線が合った瞬間に見せる白い歯の笑顔。
正に、私の求める癒しの女である。

今日は抜かなくてもいいぞ!という精神的(生理的?)余裕のある日は、迷わず彼女のところへ通う、今日この頃である。

「ハッタウエイ」
Rachada Huaykwang Road、
TEL:02-276-8544-7
営業時間は午後0時から午前1時半頃まで。(雛壇は午後0時を過ぎたら、適当な時間に閉まる)
料金:古式按摩2時間240バーツ、オイルマッサージ1時間300バーツ、足マッサージの有無は不明。料金は後払いも可。

この店は英語の看板が出ていないが、ラチャダを北上して行くと、ナタリーの北側のブロック、ちょうどエマニュエルのでかい看板の並びにある。

ラチャダの古式按摩の中では女の数が多い方で、いつ行っても雛壇に沢山並んでいるが、その割にはいい女が少ないように思う。

私は、未だこの店でスペシャルをやる子に当たったことが無いが、ラチャダのTMの店では、2時間真面目にやっても、女の子の手取りは古式で100バーツ、オイルでも200バーツだから、このように競争の激しい店では、指名の少ない女ほど、スペシャルをやらないと生活出来ない。

つまり、不人気な奴(特に中国系タイ人に)ほど、OKの確立が高くなるのかもしれない。
女の子の話では、売れっ子でも一日平均3,4人、普通の子で一日1、2人しか客が付かないそうだ。

よって、通い詰めれば、当然客は大切にされる筈なのであるが・・・。


Mr.アットの古式按摩の女達、2001年12月27日