ある日、思い立って北に旅立った。

『風がオレを呼んでいるぜ』・・・というのは大嘘で、まあ、ビザ旅行をかねて、国境で場末マンコでも買うベエ、が本音だ。

丁度、赤はげ先生が、女房の実家のチェンライ、『ジュラ紀の里』に来ているし、あの医者もオレをダシにして、13歳の少女を買いたいとか、地獄行き特急指定席購入みたいなことを言っていた。

冥土の土産に付き合ってあげよう。
義理事は大切だ、などと考えながら北に向かう。

移動手段は当然、オレのバイク外道号だ。
イージーライダーのように、勢い良くキックを蹴りおろす・・・セルだった。

ギヤもオートマ・・・良いのだ、歳食ったんだからラクチンが一番だ。
などと、はじめから言い訳で旅は始まった。
初日、目覚ましを5時半にセットしておいたのだが、昨夜のミンザイがバックリ効いていて、起きたら7時・・・すでに渋滞が始まっている。

危うく挫折しそうになる心を抑えて出発。
ひたすら一号線を北上する。

正直言って、このルートはつまらない。
シャム平原のど真ん中を、滑走路みたいにだだっ広い道がまっすぐ延びているだけで、風景に変化はない。

カーブもないので曲がらない。
信号も滅多にない。

犬はたまに轢かれている。

ルート配送の運転手になった気分だ。
旅だか仕事だかわからない。

10時、タイ中部の都市ナコンサワンをすぎた頃、最初の給油兼休憩。
フッフッフ・・・地獄のような暑さになってきたぜ。

タイのガススタンドには、トイレとシャワールームがある。

シャワールールと言っても、水を溜めた瓶と、ケツ荒い洗面器があるだけだが・・・水浴び場といった方が良いかもしれない。

メットを脱いで、上半身だけ水浴びする。
スタンド付属のコーヒーショップで休憩。

日陰なだけの露天だが、それでも日向よりはましだ。
濡れた体と髪がみるみる乾いていくのがわかる。

ものすごい熱気だ。

そのせいか、店のおばさんと娘やる気全くなし。
愛想は生まれつき無かったのかもしれない。

オバサンだるそうに、『暑いわね』なんて言いながら、客であるオレではなく、自分の方に扇風機を固定している。
娘は漫画に夢中で客は無視だ。

この辺りのグッタリ感が、いかにもタイだ。

200キロ以上北上したにもかかわらず、真っ平らなまま・・・シャム平原は恐ろしい。

山陰一つ見えない。

カンペンペットの手前で、やっとショボイ岩山がある。
山陰一つ無い、バンコクの風景に慣れてしまうと、こんなショボイ山でもうれしい。

ヘタレきった山だが、久しぶりなので写真を撮ってしまう。

このあたりから、気温は単なるHOTではなく、HEATまたはBARNINGとなってきた。
気分はほとんどマゾだ。

12時頃タークに着く。
もうギブ・・・死んでしまいます。

川のそばで遊んでいた田舎のワルに道を聞く、見た目の凶暴さと裏腹に、田舎のワルは話し好きだった。
オレがタイ人でないとわかると、親切に地図を書いてくれた。

悪が言うには後5キロだそうだ。
それなら今日中にメーソットに行って、明日朝一番で国境を越えよう。
そう思い、再び走り出す・・・5キロ。

走り出してすぐわかったのだが、5キロというのはメーソットへの分岐点までの道のりだった。
その後、メーソットは86キロ。

これが地獄だった。

今まで、道は曲がることもあるということを、すっかり忘れるような棒道だったが、いきなりモナコ・・・いや、もっとひどいというか乱暴だ。

全く、警告標識なしのクランク、ヘヤピンは当たり前、時々シケインだ。

「牛飛び出し注意」の標識を見て、「気をつけねば」と、思った刹那、飛び出してきたのは山岳民族のババア、轢きそうになりババアは何か怒鳴っていた。
タイ語ではなかったようだ。

少し前に、北部で山焼きの煙害で飛行機が欠航したニュースを聞き、北の百姓はしみじみバカだ、と思ったがその証拠が見渡す限り続いている。

こんな、人も住んでいないようなド田舎の山中なのに、焼夷弾絨毯爆撃受けたように一面の焼け野原。
見事な自然破壊だ。
百姓のバカさ加減が身にしみる。

峠道の頂上に、見晴台みたいな休憩場がある。
オレもそこでバイクを止めた。

野焼きの煙害のせいか、見晴らし効かないが、標高が上がったので少し涼しい。
マイナーな観光地なので、ジュース売りさえいない。

生暖かくなったお茶を飲み、写真を撮った。
ボロ切れが落ちていると思ったら、山岳民族のばあさんだった。

ばあさんはしきりに何か売りつけようとしている。
言葉が通じない・・・タイに長いオレにとっては、珍しい体験だったが、単に訛りの強いタイ語のようだ。

冷たい水はあるかなと思い、ばあさんと話す。
ばあさん、いきなり筵をはがして、野菜を売り出した。

こんなところで売る物か??
ロケーションを全く考えていない不思議な商売だ。

バアサンを無視して、ソウルブラザーのように、日焼けした地元の兄ちゃんに道を聞く。
兄ちゃんはちゃんと標準語を話した。

見晴台を出て、30分ほどでメーソットに到着。
ガススタンドの兄ちゃんに、ホテルを紹介してもらう。

狭い町で、宿はすぐ見つかった。
エアコン・バスタブ付き、1泊450B。
まあこんなもんだろ。
田舎だし。

ポーン・ティップホテルという、かつてのジュライみたいなホテルだった。
従業員の気怠さが似ている。

ここで驚愕の事実発覚。

「国境のゲートまだあいてる?」

「三日前から閉鎖されてます」

「ウッ・・・」

・・・そうだった。
数日前に、国境紛争というか、小競り合いがあったのだ。

元々、仮想敵国同士のタイとミャンマーは、問題が起きると、すぐ国境を閉じてしまう。

「調べてから行った方がいいっすよ」と言う、ヒロポン軍曹の言葉を、どうせ大したこと無いだろ、とたかをくくって無視してきたのが失敗の元だった。

ウーン、ここが駄目なら、メーサイも駄目かな?
いざとなったら、チェンコーンから船でメコンを渡ってやる。

暑さの中を、メーソットくんだりまで来た努力は何だったのだ?・・・グッタリ。

ホテルのオヤジが荷物を運んでくれる。
親切や仕事ではなく内職のためだ。

「旦那、どうです若い子がいますよ」
地方のホテルおきまりの淫売おすすめだ。

「マジかよ、こんな田舎に置屋あるのか?・・・ありそうな気もするな、国境の町だし」
ここから、オヤジは片言の日本語と、タイ言文法の英語を駆使して営業を開始。

要約すると、若い・かわいい・性格良い・おっぱいデカイ。
風呂屋のコンシアと変わらない。

そして、オレはその言葉を全く信じていない。

料金は妙にシステム化されている。
6時からだったら、一晩1500、9時半からだったら1200。

オヤジが半分以上取るんだろうけど、まあそれほど悪くない。
問題は女の質だが、こればかりは見てみないとわからない。

「後で電話する」と言って、オヤジを帰した。

部屋は悪くなかった。
熱いお湯も勢いよく出た。

シャワーを浴びてさっぱりしたので、空しさを噛みしめるために国境に向かう。
町からは5キロほどの距離にあり、その間の道は不自然にきれいだ。

メーサイにあるようなゲートがあり、人っ子一人いない。
国境の町で、国境が開いていないときは、その機能自体死んでいるのと同じなので、用のない田舎町になってしまう。

ゲート前にツーリストポリスがあったので入ってみる。
お巡りさんやること無いので、ランニング姿でテレビ見ていた。

「あのー、国境閉まってるんですか?」
わかっているが、一応聞く。

「3日前から、閉まってるよ」

「いつ、再開しますかね?」

「さあねー・・・メーサイなら開いてると思うよ」

ここから、500キロ以上あるところを、平気で指定してくれる。
仕方なく諦め、写真を撮って帰ることにした。

一応、川が流れていて、それが国境なようだ。
フッフッフ・・・・・ショボイ川だぜ。

そばに、国境市場もあるが、活気は一切無い。
しょうもない、中国製電化製品の大安売り市場だ。

いくら安くても、買う気のしない品揃えだった。
ガックリきて、ホテルに帰ると、疲れが出たのか寝てしまった。

起きると9時・・・飯でも食うかと、外に出るが野良犬すらいない・・・田舎の夜は早いぜ。
仕方なく、ホテルのコーヒーショップで、まずいタイ飯を食う。

ホテルとは思えないほど泥臭く、濃い味付けのタイ料理だった。
クロントイの、線路ばた屋台の食事みたいだ。

飯が終わると、この町では何もやることがない。

女を薦めてきたオヤジのことを思い出して、気乗りしないけど電話してみる。
こんな田舎にロクな女がいるわけ無い。

「あー、BBB室だけど」

「あー、あなた、女!若い!可愛い!おっぱい大きい!!」
先ほどの営業と同じだ。

「女いるか?」

「若い!可愛い!おっぱい大きい!!」

「何人いるのだ?」

「若い!可愛い!おっぱい大きい!!・・・二人・・・」

「そんなことだろうと思った。呼んでこい、気に入らなかったら帰すぞ」

「あなた、ノープロブレム、若い!可愛い!おっぱい大きい!!」

「早くしてくれ。イヤになりそうだ」

やがて、オヤジが連れてきた二人の女は、オヤジの営業のうち、『若い』だけは嘘ではなかった。
イヤ・・・若いどころでない・・・君たち保護者はどこかね?

「オヤジ・・・意外に嘘つきでなかったな・・・いくらだ?」

「えーっと、今9時40分だから・・・1200・・・いや、1000でいいです」

妙に弱気なオヤジだった。
この商売に向いてないな。

しかし、こんなガキが朝まで部屋にいるのは気が重い。
ショートに変更する。

「ショートでいいや。一発いくらだ?」

「700、どっちにするか?」

ウーン、ショートだし、どっちでもいいや。
背の低い、いっそうロリ度の激しい女にする。

こうなったら、一人殺すも二人殺すも同じだという、プノンペン、ロリ買い理論だ。
当然、集金は女ではなく、オヤジがする。
700をオヤジに渡す。

言葉が通じないのか、無愛想なのか、ロリクソガキはふて腐れたようにテレビ見ている。
シャワーを浴びろと言うと、その言葉を待っていたかのように、バスルームに駆け込む。

ウーン・・・外したかな?
まあショートだし、気に入らなければすぐ帰せばいい、と思いながらたばこを吸っていた。

シャワーを浴びたロリクソガキは、ベッドにゴロンとなった。
ヨガでいうところのマグロのポーズだ。

オレもシャワーを浴び、ベットに入る。
全く期待しないファックだったが、ここからが違った。

マグロ確定と諦めていたがオレがベットに入るやいなや、いきなりディープキス、首筋、乳首責め、毛のないマンコ擦りつけの刑、とガンガン攻めてくる。

まさに、ロリガキの逆襲!

『キッキミ!何をするんだ、そんなことをしたら、おじさんは勃ってしまうではないか!』などとつっこむ余裕もなく、国境ファックは、一方的な、ロリクソガキのペースに持ち込まれた。

さすがにフェラはしてくれなかったが、このクソガキはまだ若いのに、オヤジのツボを心得ていて、妙に獣くさいあえぎ声や、童顔とミスマッチな爆乳を揺らして攻めてくる。

エロアニメのような体だ。
フッフッフ・・・あっさり抜かれてしまった。

意外だったなと思いながら、敗戦後のたばこを吸っていると、ロリクソガキは爆乳の上に、直接T-シャツを着て帰り支度を始めた。

サービス良かったので、100をチップであげた。
この時、初めてクソガキは言葉らしい言葉を吐いた(それまではミャンマー語だか、カレン語だか知らないが、意味不明な言葉)。

『アリガト』
日本語だった・・・小娘め・・・あっさり手玉にとられてやったぜ。

ガックリきてすぐ寝てしまった。


東西南北、2007年12月13日

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