スワンナプームに着いた後は、いつもどおりタクシーでホテルへ。
「スクンビットなら、こっちからの方が速い、まかせとけ」
スワンナプームからはバンコク都心部へ繋ぐ選択肢が複数あり、こんな風に知ったかぶりする運ちゃんは多い。
「まあええわ」
と好きにさせておくと、高速の乗り口を間違えて、余分に高速代使ってみたり、さらにひどい場合は、なんと間違えた高速道内でバックしよりますからな、300mほども。さすがタイですわ。
バンコク市内でも
「タイムズスクエアに行ってくれ」
と言えば、
「マイミー」
無いって?どういうこと?
「スクンビットなら、こっちからの方が速い、まかせとけ」
スワンナプームからはバンコク都心部へ繋ぐ選択肢が複数あり、こんな風に知ったかぶりする運ちゃんは多い。
「まあええわ」
と好きにさせておくと、高速の乗り口を間違えて、余分に高速代使ってみたり、さらにひどい場合は、なんと間違えた高速道内でバックしよりますからな、300mほども。さすがタイですわ。
バンコク市内でも
「タイムズスクエアに行ってくれ」
と言えば、
「マイミー」
無いって?どういうこと?
そんな場所はない、間違っている「サイアムスクエア」やろ、とか勝手に解釈する運ちゃんだっている。
「ちがう、そこや、そこでストップ!!」
と目的地の目の前に止まらせて、ビル名表示の看板を指し示しても、
「・・・サイアムスクエア・・・」
往生際悪く呟く強情もんもいる。
無理矢理読むな!あれはタイムズスクエアと読むんや。
こっちはタイ語が読めるんやっ。
「どこに泊まってる?」
と訊く運ちゃんも多い。
例えば、「シェラトングランデ」とか返すと、
「マイディー、ペーン」
だって。
おまえが何を知ってるっていうの?
それでどこがいいのか尋ねてやると、「ガヤック」とか、なんとかわからん名前をほざいている。
ナンじゃそれ?
と、よくよく聞き返すと「グレース」のこと。
確かに、「グレース」の方が、「シェラトングランデ」よりマイペーンだけど、比べる内容か、それ?
もう一度云おう、おまえが何を知ってるっていうの?
さらに知ったかぶりといえば、MPを薦める運ちゃん。
「スワイナー、プーインヨヨ」
とかぬかして、薦めるのはたいてい
『J‐One』とか『Qピーディー』など、中途半端にショボイ所。
試しに、『アムステルダム』とか、『ラ・ベル』とかって訊いてやると、知らなかったりする。
それでも、まだまだ、『Qピーディー』、『J‐One』とうるさいので、そこは好きじゃないんだって反抗してみると、
「ペーンだからか?」と云って、次に薦めたのが『エンガラ』だったりする。
もうちょっと、日本人の嗜好も勉強しようよ。
今や情報化の時代。
ホテルだって道路だってMPだって、タイの運ちゃんより日本人の方がよく知っていたりする。
これでは、バンコクのタクシー運ちゃんもやりにくいのは確かだ。
でも一方では、運ちゃんの情報を重宝して、喜んでついて行く人も、まだまだ多くいる。
それも大事なことなのだ。
知らない土地で遊ぶには、タクシー(もちろんトゥクトゥクやシクロの場合も)運ちゃんに聞け、という金言もある。
初めてのバンコクで、運ちゃんに釣られて、ちょっとは余分に取られたとしても
「よかったな、安かったな」
と、客が感激のうちに紹介された店をあとにするならば、それも良し。
客が楽しんでくれたのなら、それはすなわち正解なのだ。
ということだから、がんばれ、運ちゃん。
続けろ、知ったかぶり。
徒然外道、2009年6月8日
「ちがう、そこや、そこでストップ!!」
と目的地の目の前に止まらせて、ビル名表示の看板を指し示しても、
「・・・サイアムスクエア・・・」
往生際悪く呟く強情もんもいる。
無理矢理読むな!あれはタイムズスクエアと読むんや。
こっちはタイ語が読めるんやっ。
「どこに泊まってる?」
と訊く運ちゃんも多い。
例えば、「シェラトングランデ」とか返すと、
「マイディー、ペーン」
だって。
おまえが何を知ってるっていうの?
それでどこがいいのか尋ねてやると、「ガヤック」とか、なんとかわからん名前をほざいている。
ナンじゃそれ?
と、よくよく聞き返すと「グレース」のこと。
確かに、「グレース」の方が、「シェラトングランデ」よりマイペーンだけど、比べる内容か、それ?
もう一度云おう、おまえが何を知ってるっていうの?
さらに知ったかぶりといえば、MPを薦める運ちゃん。
「スワイナー、プーインヨヨ」
とかぬかして、薦めるのはたいてい
『J‐One』とか『Qピーディー』など、中途半端にショボイ所。
試しに、『アムステルダム』とか、『ラ・ベル』とかって訊いてやると、知らなかったりする。
それでも、まだまだ、『Qピーディー』、『J‐One』とうるさいので、そこは好きじゃないんだって反抗してみると、
「ペーンだからか?」と云って、次に薦めたのが『エンガラ』だったりする。
もうちょっと、日本人の嗜好も勉強しようよ。
今や情報化の時代。
ホテルだって道路だってMPだって、タイの運ちゃんより日本人の方がよく知っていたりする。
これでは、バンコクのタクシー運ちゃんもやりにくいのは確かだ。
でも一方では、運ちゃんの情報を重宝して、喜んでついて行く人も、まだまだ多くいる。
それも大事なことなのだ。
知らない土地で遊ぶには、タクシー(もちろんトゥクトゥクやシクロの場合も)運ちゃんに聞け、という金言もある。
初めてのバンコクで、運ちゃんに釣られて、ちょっとは余分に取られたとしても
「よかったな、安かったな」
と、客が感激のうちに紹介された店をあとにするならば、それも良し。
客が楽しんでくれたのなら、それはすなわち正解なのだ。
ということだから、がんばれ、運ちゃん。
続けろ、知ったかぶり。
徒然外道、2009年6月8日