所詮、アジアの女なんてゲスでしょう、と言った世界中の女を知り尽くした、仙人の様な日本人の爺さんに異議申し立てをしたい。

しかし、私にそれをやれるだけの、理論構築された言葉と、体験を持ち合わせていない現実を知るだけだったのだ。

タイで白人女をやれるらしい、とプーケットで知り合った日本人の男に聞いたのだ。
旅行者ではなくである。

前から、旅行者の白人女達に密かな性的欲望を感じていたのだが、どうする事も出来ないでいたのだ。

その男の話では、バンコクのラジャ・ホテルに常時、白人女達が待機していて、お金を払ったらやらせてくれるとの事。興奮した私は、プーケットに着いたばかりだというのに、翌日のバスで、バンコクに戻ったのだった。
その話を聞いた時に、あまりにも興奮していたせいか、ラジャホテルがどこに存在するのか聞いていなかったのだ。

タクシーのドライバーに、何回もラジャホテルを連呼していたら、いつの間にか見に覚えのある、ナナプラザ周辺地帯に放り出されていたのだ。

目の前にはナナホテルがそびえ立っていた。
もう、ここに用はない。

タイ人の夜の女どころの話ではないのだ。
白人女なのである。

みんなの憧れなのである。
高嶺の花なのである。

普通は手の届かない存在なのだ。
心配する必要はなかった。

近くにいた親切なタイ人にバイクに乗せてもらい、無事にラジャホテルに辿りつく事ができたのだ。

バイクのタイ人にいくばくかの金銭を要求されたが、仏教国ならではの徳の習慣だと思い、ぎこちない感じに手を合わせて、寄付をした。

人っ子1人いないホテルのロビー。
ヤル気のなさそうな従業員。

やけに愛想のいい、受付のタイレディー。
まるで、こちらの気持ちを見透かされているようだ。

ここで、白人女について聞いてみるべきなのか?
コーヒーショップがある。
中を覗いてみたが、それらしいのはいない。

エレベーターで白人女と乗り合わせる。
どうやら、この話は本当みたいだ。

そう、確信した私は今夜出会うであろう、キャメロン・ディアズの事を夢想して、部屋で夜を待つ事ににしたのだ。

深夜3時頃、部屋にいたのは、タイ人の売春婦である。
深夜の時間帯にナナホテル前のあそこで、強引に迫られて連れて来たのだ。

もうそろそろ、帰り支度を始めている。
見慣れた光景だ。
チップを渡して笑顔でいなくなる。

私みたいな、冴えない旅行者にはお似合いなのだ、こういうのが多分。

キャメロン・ディアズはスクリーンの中にいるのだ。
バンコクにはいないのだ。

タイで白人女など、幻想に過ぎないのだ。
白人女そのものが幻想なのだ。

二コール・キッドマンなどいないのだ。
コーヒーショップに行ったのだ。

そこにいたタイ人の男に、ついて来いと言われたのだ。
エレベーターに乗ったのだ。

2階か3階で降りたのだ。
部屋に白人女達が詰め込まれていたのだ。

キャメロン・ディアズを探してみたが、いなかったのだ。
おかしいなぁ?

白人の少女が笑いかけてきたのだ。
気がついたらその白人の少女と部屋にいたのだ。

しかし、話をしてみると、少女ではなかった。
単に小柄だったのだ。
だったら、あのフェイクブロンドの大柄な女にすれば良かった。

「変な期待をするからだわ、私が1◯才だったら良かったのにね」

「いや いや、でも見た目が若いよね、本当はいくつなの?」

「16才よ」、「えっ!本当?」、[ウソ、ウソ、19才」、私は彼女を15才だと思い込むに事にした。
本当は12才に思い込む事も可能だったが、自粛したのだ。

「ねぇ、やってる時、私の事16才だと思ってやってたでしょ」
結局、14才にしたんだ、とは言わなかった。
 
「私は1日に多い時で、5回も日本人に指名されるのよ」
ウクライナ出身のロリータ(仮)が得意げに言った。

「へぇ、日本人に人気があるんだね」

「日本にも行った事があるわ」

日本人の男に知り合いがいるらしい。詳しくは聞かなかった。
どうでも良かったのだ。

「君は何で日本人の男に人気があるんだと思う?」
ロリータ(仮)は、まるで、その答えが用意されていたかの様にこう答えた。

「私はウクライナの妖精なの」 

所詮、アジアの女なんてゲスでしょう、と言った世界中の女を知り尽くした、仙人のような日本人の爺さんに異議申し立てをしたい。

しかし、私にそれをやれるだけの、理論構築された言葉と体験を持ち合わせていない現実を知るだけだったのだ。


徒然外道、2011年5月26日

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