夜10時頃、知り合いの駐在員M氏より電話があり、「ヒロちゃーん、遊びに行こうよー?」との誘いがある。

このオヤジが毎回オレを誘うのには訳がある。

バンコクの現地駐在員というのは、つまり、サラリーマンであり、日本で暮らすのと同じ様な世間体がある。

仕事上の取引がある相手や同僚とでは、あまり外道な店には行けないのだ。

何故か、タニヤのカラオケ屋や、風呂屋はOKなのだが、ゴーゴーバーは駄目!などのタブーがあり、仕事上の関係は何もない、オレのようなブラブラしているヤツを連れて遊びに行くのが一番気楽なのだろう…

それにしても、毎回ナナプラザばかりに付き合わされるのは飽きてしまった。
オレは「今日は雨が降ってるから行かない」と言うと、M氏は「車で迎えに行くからさー、ちょっと付き合ってよー」としつこい、何年もバンコクに住んでるくせに、そんなにゴーゴーバーに行きたいのか?

しかし、オレは、車で迎えに来てくれるという言葉に心を動かされ、ヤツと遊びに行くことにした。
服を着替えて、M氏が来るのを待っていると、今度は日本から遊びに来た友人B氏から電話がある。

彼も同じように「遊びに行こうよー」との誘いである。

最近この手の誘いが多いのは、別にオレの人徳でも何でもなく、"夜の女性に知り合いの多いオレと遊びに行くと、彼女たちとお知り合いになれる!"というスケベ根性が働いているようだ。

オレは今まで何人もの女の子を彼らに紹介してきたが、彼らからオレに女の子を紹介されたことはない…

オレはなんだか割を食っているような気がするが、いつも何かと世話になっているので付き合うことにして、B氏を含めた3人で遊びに行く事になった。

すぐに、M氏とB氏がオレの部屋に来て、車に乗り込み出発した。

車を運転しているのは、当然M氏のお抱え運転手だ。
オレとB氏は、なんだかVIPになったような気がして嬉しかった。

車の中で何処に行くか相談したが、ゴーゴーバーに行くのは飽きてしまったので、何処か行ったことのない店に行きたかった…そうだ!前から聞いていた"カウンター1"に行ってみようと言うことになった。

"カウンター1"とは、ラチャダピセーク通りの、ディスコ"ハリウッド"があるソイにあるカラオケクラブだ。

オレは前からこのクラブの無法ぶりを聞いており、一度行ってみたかった。

この狭いソイに店の女の子が溢れ返り、通る車を片端から止めて店に引き込もうとしている。
この通りには、カウンター1/2/3/5/6/7と同系列の店が並んでいる。

オレ達はソイの入り口に車を止めて、一番最初にある店"カウンター1"に入った。
店の中は必要以上に照明が落としてあり、中で蠢く客やホステスの顔も見えないくらいだ。

オレはママさんを呼んで、この店のシステムを訊いた。
ビール1本220バーツと少し高めだが、テーブルチャージはないそうだ。

個室もあって、それは一時間800バーツだそう…
オレ達は個室の必要は無いので、普通のテーブルに着きビールを注文した。

それと同時にママさんに、女の子を選ばせてくれと言い、ママさんはすぐに店の女の子をオレ達のテーブルに連れてきた。

全部で15人ほどか…これだけなのか?と訊くと、ママさんは他の子もいるけど、皆客が付いて個室にいるとのことだった。

どうも、此処は個室を利用する客が多いようだ。
オレは邪な想像を巡らせて興奮した。

オレはその中から一番若い子を選び、B氏は一番カワイイ子を選んだ。
M氏はしばらく悩んでいたが、一番顔のスケベそうな子を選んだ。

各自の嗜好がモロにでた女の子を横に座らせ、おつまみやビールも運ばれてきて、乾杯と言うことになり、女の子にもジュースを奢り、皆で盛り上がっていた。

オレの横に座った子はダオちゃん、18歳でチェンライ市出身。
まだ、働き初めて3週間だそうだ。

カワイイ!オレはダオちゃんの胸元に手を突っ込んだりして喜んでいたが、嫌がる様子はない。

それどころか、ダオちゃんはオレの股間をさすってくる。
オレはすぐギンギンになってしまった。

それを見てダオちゃんはウフフと笑い、ジーンズのチャックをおろし始めた。
おもむろに、オレの一物を引きずり出すと、しごき始める。

"此が噂に聞いていたカウンターグループのスペシャル・サービスか?"
なるほど、個室を利用する客が多いわけだ!

オレは喜んでしごいて貰っていた。
周りを見渡すと、M氏とB氏もズボンを膝までズリ下げて、ハアハア荒い息をしている。

オレ達は三匹のサルと化していた。

前のテーブルでは、タイ人の客一人に三人の女の子が付き、一人の女に尺八をさせながら、他の二人を上半身裸にさせ、オッパイを揉んでいる。

予想以上に外道な店だ!
タイには、あまりこうしたピンサロ的な店がないので、オレ達は興奮しまくった。

オレもダオちゃんに尺八してくれとお願いしたが、彼女はまだ新人なので、そのサービスは出来ないようだ。

しかし、此でビール代220バーツだけなら安い物だ。

オレは良いところを見つけたと思い喜んでいたが、やがて会計になり運ばれてきたビルを見て、オレ達はうろたえた。

4500バーツ!!
何故だ?ビール220じゃないのか?とママさんに詰め寄ったが、ママさんは「220は、あなた達のビール代だけよ!女の子のサービスチャージ30分150バーツとドリンク代200バーツ、それにおつまみのフルーツ代もあるのよ!」と言った。

何故最初にそれを言わないのだ!
オレは抗議しようとしたが、B氏の一言がオレを冷静にさせた、「そりゃ、220じゃこんな事までさせんわな…」タニヤに行けば、こんな金額では済まないし、しごいてもくれない…オレ達は納得してお金を払った。

一人頭1500バーツの割り勘…お風呂屋一回分だ。
なんとなく、裏切られた様な気持ちになった一夜だった。



外道日記、2002年2月6日

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