遼君はオヤジに人気がないらしい。
はっきり言えば嫌われているらしい。

ゴルフに全く興味のないオレは、いまいち分からなかった。

あんなに若いのに活躍して偉いじゃないか、なに怒ってんだオヤジのハゲ野郎!
そう思っていました。

身近なオヤジ、アナル山本に聞いてみました。
『なんで嫌うんだ?』

『そりゃ、そうでしょう』

『だから、なんでだ?』

『あんなに若くて、女にはキャーキャー言われるわ、賞金がっぽりで金も持っとるでしょう』

『スポーツ選手なんだから当たり前だろ、金があるのは実力があって、結果出してるんだから立派じゃないか』

『だいたい、ゴルフなんかオヤジが唯一えばれるスポーツじゃないですか』

『まあそうかな・・・サッカーなんかやっらたギックリだろ・・・消去法だ』

『それをですよ、あの若さで全然滅茶苦茶強くて、金もあり女もよってくる、オヤジの立つ瀬がないでしょう』

『若くても、相手はプロだぞ』

『つまりはこういうことですよ。日本社会の縮図です』

『なんの話だ?キムタクと同い年でまったく関係ない山本』

『キムタクは関係ないじゃないですか!出る釘は打たれるゆうことですよ』

『ん??』

『オヤジの立場を潰したら、自分が潰されるんですよ、普通は。でも、遼君はプロでオヤジが手出しできないから、やきもきして嫌ってるんです』

『それって・・・・?』

『そうです、もてないオヤジのひがみです』

『それが日本社会の縮図か?』

『当たり前じゃないですか!』

どこまで信じて良いものか、関西人の言うことを判断するのは難しい。
自信がなくても常に断言だ。

しかしまあ、分かるような気もするが、それを当たり前と断言する、キムタクと歳だけが同じで他はまったく共通点のない山本関西も憎い。

本当にそれが日本社会の縮図なら、若者の保守化なんて誰にも批判できない。

遼君は偉いが、なんだか暗澹たる気持ちになった。

このマンコたれ

煩悩の夕暮れ、2010年1月12日号


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