リストラ>離婚>凶悪事件
という方程式が出来つつあるくらい世相の中、日本人の特性を生かしてこの難局を乗り切ろう。
日本人の特性とは、言葉の錯覚だ。リストラという物の様に切り捨てられたことを表すこの言葉は、じつに真実をとらえているが、正直であればいいというものではない。
軍隊を自衛隊と言い換えることで自分自身をもごまかしてきた日本国民の特性は言葉の組み換えによる暗示にかかりやすいことだ。
失業者・・・ではなく、浪人だ!
『オイ、そこのプー』とか言えば殴りあいになるかもしれないが、『ちょいと、そこのお侍さん』と呼べば、『いえ、それがし素浪人の身で・・・』と謙虚になれる。
会社倒産による失業であれば『お家取り潰しの憂き目にあい、恥ずかしながら浪人の身・・・』。
うーん、いいねー。いい、最高だ!
就職きまらずフリーターは『それがしいまだ仕官先がきまらず、恥ずかしながらコンビニで手内職を・・・』『まあまあ、お侍さん、若いんだからそのうちいい仕官先が見つかりますよ』角が立たない。時代劇の言葉はすばらしい!ばあちゃんと一緒に大江戸捜査網みてよかった。
グッタリしている皆さん。あなた方は浪人だ。
ところで、俺の希望は旗本退屈男です。

外道の細道、2008年10月8日


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