MPには様々な客がいる。
常連の中には、部屋には上がらず、娘を2~3ローク貸し切ってコンチアやその娘と酒を飲んで、それから閉店までの時間を全部時間買いして外に連れ出し、ホテルなりに連れ込んで楽しむ客もいる。
常連の中には、部屋には上がらず、娘を2~3ローク貸し切ってコンチアやその娘と酒を飲んで、それから閉店までの時間を全部時間買いして外に連れ出し、ホテルなりに連れ込んで楽しむ客もいる。
娘と部屋にしけこんで酒や飯を注文してカラオケを楽しむだけで、肝心のコトに及ばない御仁もいれば、私がかつて見た中でこいつは迷惑な客だと思ったのは、香港から来た中国人。
仕事でタイを訪れるたびに某MPに顔を出し、モデルの娘をほぼ全員2~3ローク貸し切って周りに侍らせ、全員に飯を食わせ、酒を飲むという客だった。
コンチアに訊くと、一回の会計が20万バーツ近くだという。
後からやってきたタイ人客は、娘が全員この客にへばりついているのを観て呆れ果てて悪態をついていたが、これなどは本当に迷惑の極みである。
こういう客は例外中の例外であるから一般客は滅多に被害(?)には遭わないが、店や娘にとっては実にありがたい客である。(娘は飯にありつけ、おまけに何もしなくていい)
高級店にありがちだが、バンコク市内のどこかで国際会議が開催されていると、コンファレンスに出席していた外国からのVIP客がごっそり娘を貸し切ってる場合があり、これも迷惑な話である。
いちばん厄介なのは、上玉の娘に限ってソファーなどに座らず、店のメンバーが予約していて一般客は顔すら拝めない娘がいることだ。
こういう娘は在籍していることすらも分からないから、その店で上客になるか、コンチアと懇意になって融通してもらうか、メンバー客と座っているのを確認して、後日予約を入れるしかない。
社用車で乗りつけてきて、立派な背広を着こなしたビジネスマンの日本人などが、高級MPで娘が少ないとすぐに退散していく姿を見かけることがあるが、こういう御仁が今日は金を使って遊ぶぞという態度を見せても、おつきあいを間違えると、どんな店に行ってもVIP扱いされない。
上客というものは、適当な娘が見つからずにすぐに河岸を変えるにしても、粘って長期戦の構えを見せても結局は娘を指名せずに帰るにしても、懇意にしているコンチアにチップを渡すものである。
娘がいないと何もしないですぐに出て行く客はMPでは最も疎んじられる。
MPで最も歓迎される客は、4~10人程の団体でVIPルームを貸し切り、ごっそり娘を時間買いしてたらふく飯を食い、酒を飲み、各々がそれぞれ一人以上(?)娘を抱き、乱痴気騒ぎして大金を落としてくれる団体である。
こんなパーティーを週1回やってくれる客がいたら、メンバーにならなくとも、上客の仲間入り当確である。
従って、一人でぽつんとMPを訪れる御仁などは、いくらコンチアに知己がいるからといっても落とす金がしれているから、店としてはどうでもいい客なのである。
「あのコンチアにはいつもB100やってるから、いい娘を紹介してくれるんだ」と自慢げに語る、一人や二人で遊びに行く御仁がいるが、MPで上客扱いをされる御仁たちは、娘へのチップよりもコンチアに払うチップの額のほうが高い。
そして、コンチアの誕生日などは高価な酒を贈ってやったり、プレゼントをやったり、中には数万バーツの現金ををやったりする。これでは勝ち目はない。
週に一度来るか来ないか分からないような一般普通客にコンチアは恩など感じていない。
客の前ではお世辞を言ったりありがたいことを口にしても、それ以上の客には、他の客の予約に割り込んでも娘をあてがう。
そういう“おつきあい”を知らない、又はしていない御仁は、MPではただ単なる一見客なのだ。
旅行者で埋まっているMPで一見客にも親切にしてくれるような店に行ったほうが無難である。タイ人常連客には、到底敵わない。
ちなみに、旅行者で食っているような店では適当なカモ客が歓迎されることもある。
適当とは、あまり事情に詳しくなく、ボラれても気づかず、適当に無知で、黙って金を払ってくれる素人の方が御しやすくありがたいという意味である。
娘からいい加減にされても大して文句も言わず、騙しても気づかれず、タイ語もあまり分からず、適当にあしらえる客が好まれる。妙に事情通だと、煙たがれるのである。
私などは、こういう店には出入りしないことにしている。
文句一つ言ったところで、返ってくるのは、すぐに裏を読めるようなウソだけだからである。
同じ金を払うなら、わがままが通じる店がいい。
客はどんなわがままを言ってもよい、というのが私の持論であるが、事情に通じた上での“わがまま”なのである。
ただ単なる無知と非常識な“ムリ”なのではない。
高級店で金を払うからと、無知と非常識なムリを言っても、通じないと知ろう。
わがままを言えるようになるには、それ相当の“おつきあい”が必要で、金を落とした上での特権なのである。
私が懇意にしているコンチアは、こちらの性格を知っていて、あの娘がいいなどとご推薦などしない。反対に、あの娘とこの娘は絶対ダメというふうに教えてくれる。こちらがそういうふうに教育した。
残りから自分で勝手に選べばいいのだから、こっちのほうが手間が省ける。
客がどんなひどい女を選んでも売れれば金になるから、通常、コンチアはこういうふうにいかないが、これも客次第というところだろうか
続 MP嬢の裏事情、2009年4月14日
外道の細道、2009年4月8日
仕事でタイを訪れるたびに某MPに顔を出し、モデルの娘をほぼ全員2~3ローク貸し切って周りに侍らせ、全員に飯を食わせ、酒を飲むという客だった。
コンチアに訊くと、一回の会計が20万バーツ近くだという。
後からやってきたタイ人客は、娘が全員この客にへばりついているのを観て呆れ果てて悪態をついていたが、これなどは本当に迷惑の極みである。
こういう客は例外中の例外であるから一般客は滅多に被害(?)には遭わないが、店や娘にとっては実にありがたい客である。(娘は飯にありつけ、おまけに何もしなくていい)
高級店にありがちだが、バンコク市内のどこかで国際会議が開催されていると、コンファレンスに出席していた外国からのVIP客がごっそり娘を貸し切ってる場合があり、これも迷惑な話である。
いちばん厄介なのは、上玉の娘に限ってソファーなどに座らず、店のメンバーが予約していて一般客は顔すら拝めない娘がいることだ。
こういう娘は在籍していることすらも分からないから、その店で上客になるか、コンチアと懇意になって融通してもらうか、メンバー客と座っているのを確認して、後日予約を入れるしかない。
社用車で乗りつけてきて、立派な背広を着こなしたビジネスマンの日本人などが、高級MPで娘が少ないとすぐに退散していく姿を見かけることがあるが、こういう御仁が今日は金を使って遊ぶぞという態度を見せても、おつきあいを間違えると、どんな店に行ってもVIP扱いされない。
上客というものは、適当な娘が見つからずにすぐに河岸を変えるにしても、粘って長期戦の構えを見せても結局は娘を指名せずに帰るにしても、懇意にしているコンチアにチップを渡すものである。
娘がいないと何もしないですぐに出て行く客はMPでは最も疎んじられる。
MPで最も歓迎される客は、4~10人程の団体でVIPルームを貸し切り、ごっそり娘を時間買いしてたらふく飯を食い、酒を飲み、各々がそれぞれ一人以上(?)娘を抱き、乱痴気騒ぎして大金を落としてくれる団体である。
こんなパーティーを週1回やってくれる客がいたら、メンバーにならなくとも、上客の仲間入り当確である。
従って、一人でぽつんとMPを訪れる御仁などは、いくらコンチアに知己がいるからといっても落とす金がしれているから、店としてはどうでもいい客なのである。
「あのコンチアにはいつもB100やってるから、いい娘を紹介してくれるんだ」と自慢げに語る、一人や二人で遊びに行く御仁がいるが、MPで上客扱いをされる御仁たちは、娘へのチップよりもコンチアに払うチップの額のほうが高い。
そして、コンチアの誕生日などは高価な酒を贈ってやったり、プレゼントをやったり、中には数万バーツの現金ををやったりする。これでは勝ち目はない。
週に一度来るか来ないか分からないような一般普通客にコンチアは恩など感じていない。
客の前ではお世辞を言ったりありがたいことを口にしても、それ以上の客には、他の客の予約に割り込んでも娘をあてがう。
そういう“おつきあい”を知らない、又はしていない御仁は、MPではただ単なる一見客なのだ。
旅行者で埋まっているMPで一見客にも親切にしてくれるような店に行ったほうが無難である。タイ人常連客には、到底敵わない。
ちなみに、旅行者で食っているような店では適当なカモ客が歓迎されることもある。
適当とは、あまり事情に詳しくなく、ボラれても気づかず、適当に無知で、黙って金を払ってくれる素人の方が御しやすくありがたいという意味である。
娘からいい加減にされても大して文句も言わず、騙しても気づかれず、タイ語もあまり分からず、適当にあしらえる客が好まれる。妙に事情通だと、煙たがれるのである。
私などは、こういう店には出入りしないことにしている。
文句一つ言ったところで、返ってくるのは、すぐに裏を読めるようなウソだけだからである。
同じ金を払うなら、わがままが通じる店がいい。
客はどんなわがままを言ってもよい、というのが私の持論であるが、事情に通じた上での“わがまま”なのである。
ただ単なる無知と非常識な“ムリ”なのではない。
高級店で金を払うからと、無知と非常識なムリを言っても、通じないと知ろう。
わがままを言えるようになるには、それ相当の“おつきあい”が必要で、金を落とした上での特権なのである。
私が懇意にしているコンチアは、こちらの性格を知っていて、あの娘がいいなどとご推薦などしない。反対に、あの娘とこの娘は絶対ダメというふうに教えてくれる。こちらがそういうふうに教育した。
残りから自分で勝手に選べばいいのだから、こっちのほうが手間が省ける。
客がどんなひどい女を選んでも売れれば金になるから、通常、コンチアはこういうふうにいかないが、これも客次第というところだろうか
続 MP嬢の裏事情、2009年4月14日
外道の細道、2009年4月8日