贔屓にしている数ヶ所のMPのコンチアにはいつも、新しい娘が求職してきて、おれ好みの娘だったら、他の客を差し置いて真っ先に味見させるように頼んでいる。

今は面倒くさくなって滅多に足を運ばなくなったが、以前、頻繁に通っていた頃は、ほとんど毎週のように5~6ヶ所のコンチアが「新しい娘が入りましたぜ」と電話してきたものだった。
他店から来た娘はつまらないので、特にド素人、他種からの移籍組みなどが最重要ランクで、店に並ぶ以前に抱けたものである。

そんなバカなことをしていると、時には大失敗もあり、大失態も経験、大当たりもあるにはあった。
そんなふうに知り合った娘の話をしよう。

某MPのコンチアを連れて、閉店後に飯を食いに行ったときである。

「○○○・・・今日、新しい娘が求職に来た。今日はマネージャーがいなかったので、また明日来ることになったが、最近見かけない上玉だった」と言う。

食指をそそる情報に、それでは明日、その娘をご賞味してみるか・・・気に食わなかった次善策として、馴染みの娘をもう一人同時に予約しておくという段取りにした。

翌日普段よりもヤル気満々で店に着くと、顔が利くマネージャーに掛け合ってみたが、どうも娘が乗り気がしないようだという。

まだ働くことに同意しかねているようだと。

イライラ。
娘の希望額と、マネージャーが提示した金額に折り合いがつかないらしかった。

マネージャーが説明する。

「○○○・・・確かに上玉だけれども、彼女はまだ客がつくかどうかわからない。ヌードモデルをしたことがあるとかだったら、彼女の希望額を出してやってもいいが、最初はその金額で働かせられない・・・他の娘の手前もある。ただし、○○○が是非ともご所望とコンチアから聞いていたから、今日、一人だけ客をとって働いてみたらと言ってみた。あのお客なら、ちゃんとチップもくれるから安心だと。が、あの娘、どうもエージェント絡みで相談中なのか慎重で、今日のところは帰って考えてみるとしか言わなかった」と言う。

娘の顔だけ拝めないかと頼んでみたら、コンチアが内緒だよと言いながら連れてきてくれた。

娘に特別な客を紹介してやると、5分だけ同席させるという条件で。
なるほど、コンチアやマネージャーが上玉だと言っただけのことはある。

かなりの美形だった。

「いくらって言われた?」と先回りして訊いてみた。

「B3500」だと言う。
最初にしては上出来だが、娘の希望額はB4500だったらしい。
じゃあ、今日のところはおれがそれだけ払ってやるから、試しに1ロークだけ部屋に上がらないかと申し出てみた。

娘は困ったように決めかねている。

「エージェントがいるのなら相談して訊いてごらん?・・・決して損はしないと思うけどね」とダメ押ししても、娘はなかなか首を縦に振らない。

こちらもイライラしてきた。
何と優柔不断な娘か。

エージェントが店に高く売りたいのは分からないでもないが、最初は仕方がないのだ。

半年もしないうちに、その金額で働けるようになる・・・ちゃんと客がついて予約で埋まるようになれば、店が勝手に値段を吊り上げてくれるさ・・・と諭しても一向に埒が開かない。

娘はごめんなさいと謝りながら、やっぱりまだ決められない、できないという。

おれも諦めた。

近いうちに決心できたら、是非予約してやるからと別れた。
おれは仕方がないから、その日、次善策で予約しておいた馴染みの娘を2ローク時間買いして、憂さを晴らした。

数日後、見知らぬ番号から電話が入った。
受けてみると、何と、あの優柔不断な娘だった。

コンチアから番号を聞きだしたという。
「一緒にご飯食べに行かない?」というので、出かけてみた。

話を聞いてみると、娘はMPで働くことを決めかねているだけではなく、エージェント選びでも二股、三股をかけて、どうしようかと決めかねているという話だった。

娘にとって、エージェント選びは死活問題に近い。

俺自身、多少エージェントに知己があったが、相当ひどい奴もいることは知っていた。

娘にいろいろ話を訊かれ、知っていることをそれとなく教えてやったが、君ほどの美人はそうはいないから、何もエージェントに頼らなくても、フリーで働いたって客がつくはずだ、先日求職に行ったMPは、あまりエージェントが幅を利かせていない店だ、エージェント絡みの娘で溢れている店もあるけれど、エージェントがいなくて自由に働いているフリーの娘が多い店だってある、そんなに自信がないのか、決心できたから求職に行ったんじゃないか、何を迷ってるのか・・・云々。

ほとんど説教に近くなってしまったが、娘は何も言わず真剣に聞いていた。

娘はポツリ、「もう、あんまりお金もないの」という。
どうせ愛人でもいて、最近捨てられたのだろうと裏を読んだが、口には出さなかった。

こちらは「一緒に寝るか」という申し出は言い出さなかったが、娘が先に察した。
「この後、どこか行く?」と娘から切り出す。(しめた!)という思いはとうに失せていた。

何となく歯切れが悪く、優柔不断の娘の態度に、嫌気がさし始めていたからである。

こういう娘は約束をしても、必ず何だかんだ言って反故にすることを、経験から薄々感じていた。

今日のところは、もうこれで帰るとしよう。

勘定を済ませて、レストランを後にすると、別れ際、娘に大した額ではないがチップをやった。
これで何日か頭を冷やして、また出直したらと言い含め、何もせずにその日はあっさりと別れた。

これが娘の大いなる誤解の始まりだったかもしれない。
いや、そうにちがいない。

数日後、娘からまた電話がある。
まだ店で働くことに決心がつかないらしかった。

飯でも食いに行くかと訊くと、「アイスクリーム、食べに行こう?」と言う。
「でも、アイスクリームだけじゃ、イヤよ」と思わせぶりも言う。

内心、(ははん、今日は俺を垂らし込もうという作戦か?)と思いながら、出かけた。

本当にアイスクリームを食べに行くと、娘はほとんどアイスクリームに口をつけない。
半分以上食べ残して、「別のもの、食べたくな~い?」とカマをかけてきた。

「望むところだ。抱いてやる。今日は本性を見てやるぞ」と思いながら、娘の言うままに、とある一軒のアパート兼ホテル(市内各所にある、三流の安宿兼アパート、連れ込み宿に近いホテルの中でも、商売女が多数いる、有名なホテルだった)に到着した。

ここに日払いで住んでいるという。

「余程金に困っているな」と思いながら部屋に上がると、どこかから急いで引越ししてきたことが人目で分かった。
部屋中に雑多な物がところ狭しと置かれている。

落ち着いて座る場所もなかったので、ベッドに座ると、彼女はいきなり自分から服を脱いですり寄ってきた。

俺は(この、あばずれ女)と内心罵りながら、娘を抱いた。
大した感動もなかった。

あっけなく果てた後にシャワーを使っていると、サービスのつもりか、彼女も一緒に入ってきて、二回戦目に突入した。シャワーを浴びながら、立ったまま後ろ向きにさせてファック・・・最後は口で奉仕させて、大きめの胸に思いきり射精した。

コーラート出身だと自称していたわりに、白い肌のピンク色の乳首に精液が降りかかり、胸間にペニスを挟んで、ムリに精液だらけのペニスをしゃぶらせた。

満足できたというよりも、犯してやったという気持ちが強かったのは、結局、俺がこの娘を全面的に気に入るまで興味が持てなかったからだろう。

顔から体型までタイの芸能人“ヌン”にどことなく似ていた。(実際、サイアムパラゴンで買い物をしている“ヌン”を目撃したことがある。テレビで観るよりは小柄、わりと胸が大きくて、演じている役柄に似合わず、意外にもセクシーだったと覚えている)ベッドでくつろいでいると、彼女はこちらが予期した通りのことを口にした。

「もし、囲ってくれたら、あたし、店なんかで働かない・・・」彼女が店で働くことを渋っていた理由はここにあった。おれは急に冷淡になって、「エージェント、紹介してやろうか?」と言い出した。

とたん、顔色が変わった。それからワケのわからない悪態をつき始め、服をすばやく身に着けて、「出て行って!?」と小声で、だが断固とした口調で言い放った。

俺も未練はなかった。

バイバイと手を振っておこづかいも渡さず、バタンとドアを閉めてスタスタと部屋を出た。
俺はすぐに立ち去らずに、ドア越しに耳を当てて中の様子を盗み聞きしていた。

娘はどこかに電話をしていたが、大声を張り上げていたので、何を言っているかはっきり分かった。
途切れ途切れの会話の中味まで何となく推測できた。

彼女、男としゃべっているのだ。
たぶん、本当の恋人だろう。

どうしても金を作れないでいる、まだできない、もうちょっと待ってくれない?・・・バカやろう。
だから、前の愛人にも捨てられたのだぞ。

ちょっとしたスリルも味わったが、結末は後味が悪い、妙な情事に成り果てた。

現在、この娘は、愛人探しを諦めたのか、某MPで働いている。
これから囲ってやろうという御仁も現れるだろうが、たぶん、恋人という男にも女がいたりして、騙されていると思う。

哀れであるが、どうしようもない。

早くご自分の器量と、愚かさに気がつくべきだと、余計な心配をしないではいられない。

続 MP嬢の裏事情、2009年4月30日

外道の細道、2009年5月1日


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