何もすることが無く、何もする気が無く、テメに行くことが久しぶりに頭に浮かんだので、4月5日久しぶり行ってみた。
久しぶりなだけあって、コギャルみたいな服装をした小汚いカッコした子達や、ただひたすら神棚(タイの)の下でクラスを片手にたたずむお方(日本人と思しき男性)など面白く眺めた。
そうか、いつの間にか店内も禁煙になったのかと、階段前の灰皿の前でタバコを吸っていると、見慣れたおばちゃんが笑いかけてくる。
あっさり「あ、おばちゃん、サワディークラップ。これからテメで仕事?」
おばちゃん「違うのよぉ。」
あ「ん?、何してるのここで?」
おば「仕事よぉ!ねえ、お兄ちゃん、私と一緒に遊びに行かない?」
あ「仕事って、あんたの仕事はテメの給仕じゃないの?」
おば「違うんよぉ。テメ、クビになったんよぉ。20年も働いたのに・・。」
あ「ええ、20年も働いてたの!」
おば「そうよ、20年よぉ。お店はやっぱり若い従業員が良いんだって・・・。」
あ「そうなの・・・・。たいへんやねぇ・・・。」
おば「そんなことより、ねえ、遊びに行かない?私、マッサージ上手やしぃ・・、どう?」
あ「ど、どうって言われても・・・。ピー(お姉さん)、佛暦何年・・・?」
おば「私、今年40歳よぉ。本当よぉ!」
あ「40って、あんた、俺と一緒やがな!!」
おば「本当に40だって!500バーツで良いから、ナッ、行こ行こ!!」
あ「ごめん、これ(100バーツ)でご飯食べてきて・・・。」
おば「やっぱり、あんたはチャイディーなぁ・・・。」
20年間、テメでウェイトレスとして働いていた、色黒の自称40歳のおばちゃんは、淫売に転職していたのでした。
約10年前の経済危機を乗り越えたおばちゃんも、さすがに世界同時不況の冷たい風にさらされるハメになってしもたんか・・・。
アメリカはなんて事をしてくれたんや・・・。
元の職場で淫売として、顔を出すのはさぞかし気が引けて、店の前で春(実際は厳冬)を売る仕事をしているのだろうと思いきや、ちゃっかり店の中でも営業してました。
さすが、根性座ってるというか、食べるためには仕方ないのかな・・・。
それから、4時間後の午前2時、テメから少し離れた屋台で、あっさりが女の子達とおしゃべりをしてたら、再度おばちゃん登場。
おばちゃん「さわでぃーかー」
あっさり「げっ・・・。」
お「何してるの?」
あ「何って、女の子達と飯食っとるんやがな。もう・・・、何?」
お「それ美味しい?私も食べたいわぁ・・・。」
あ「ピー、持っているそれ、弁当じゃないの?」
お「あ、これ? これは子供達の!」
あ「ほんまかいな、たのむでぇ。もう、そっとしといて!」
明かりが眩しいバンコクの夜中に、駆け出しの淫売が消えていきました。
徒然外道、2011年5月26日
久しぶりなだけあって、コギャルみたいな服装をした小汚いカッコした子達や、ただひたすら神棚(タイの)の下でクラスを片手にたたずむお方(日本人と思しき男性)など面白く眺めた。
そうか、いつの間にか店内も禁煙になったのかと、階段前の灰皿の前でタバコを吸っていると、見慣れたおばちゃんが笑いかけてくる。
あっさり「あ、おばちゃん、サワディークラップ。これからテメで仕事?」
おばちゃん「違うのよぉ。」
あ「ん?、何してるのここで?」
おば「仕事よぉ!ねえ、お兄ちゃん、私と一緒に遊びに行かない?」
あ「仕事って、あんたの仕事はテメの給仕じゃないの?」
おば「違うんよぉ。テメ、クビになったんよぉ。20年も働いたのに・・。」
あ「ええ、20年も働いてたの!」
おば「そうよ、20年よぉ。お店はやっぱり若い従業員が良いんだって・・・。」
あ「そうなの・・・・。たいへんやねぇ・・・。」
おば「そんなことより、ねえ、遊びに行かない?私、マッサージ上手やしぃ・・、どう?」
あ「ど、どうって言われても・・・。ピー(お姉さん)、佛暦何年・・・?」
おば「私、今年40歳よぉ。本当よぉ!」
あ「40って、あんた、俺と一緒やがな!!」
おば「本当に40だって!500バーツで良いから、ナッ、行こ行こ!!」
あ「ごめん、これ(100バーツ)でご飯食べてきて・・・。」
おば「やっぱり、あんたはチャイディーなぁ・・・。」
20年間、テメでウェイトレスとして働いていた、色黒の自称40歳のおばちゃんは、淫売に転職していたのでした。
約10年前の経済危機を乗り越えたおばちゃんも、さすがに世界同時不況の冷たい風にさらされるハメになってしもたんか・・・。
アメリカはなんて事をしてくれたんや・・・。
元の職場で淫売として、顔を出すのはさぞかし気が引けて、店の前で春(実際は厳冬)を売る仕事をしているのだろうと思いきや、ちゃっかり店の中でも営業してました。
さすが、根性座ってるというか、食べるためには仕方ないのかな・・・。
それから、4時間後の午前2時、テメから少し離れた屋台で、あっさりが女の子達とおしゃべりをしてたら、再度おばちゃん登場。
おばちゃん「さわでぃーかー」
あっさり「げっ・・・。」
お「何してるの?」
あ「何って、女の子達と飯食っとるんやがな。もう・・・、何?」
お「それ美味しい?私も食べたいわぁ・・・。」
あ「ピー、持っているそれ、弁当じゃないの?」
お「あ、これ? これは子供達の!」
あ「ほんまかいな、たのむでぇ。もう、そっとしといて!」
明かりが眩しいバンコクの夜中に、駆け出しの淫売が消えていきました。
徒然外道、2011年5月26日